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3)1学期を終えて 秋学期になり、グラフィックデザインのプログラムが本格的に始まった。 先学期もかなりキツかったので、プログラムはそれより少し大変になるくらいだろうと想像していた。−が、そうではなかった。はっきり言ってこんなに辛い学生生活を未だかつて送ったことはなかった 。。。そのくらい大変だった。 この学期に取ったデザインのクラスは3つ。Studioなので1クラス3時間。もちろん必修である。選考会にパスした25人の生徒は今後1年半すべてのグラフィックデザインのクラスを一緒に受けるのだ。そのうち1クラスはソフトの使い方を教えてくれるようなクラスだったので、けっこう楽だった。問題は他2つ。覚悟はしてたけど、ここまで大変だとは思わなかった。今学期2クラスでプロジェクトの数は6つ。これらのプロジェクトのおかげで私の平均睡眠時間はたったの3時間となってしまった。グラフィックではクラフト技術も重要な要素。切って貼って組み立てる、なんてこともパッケージデザインでは毎日で、徹夜も容赦なく続いた。 学期の初めの頃はかなり精神的にも参っていた。慣れないクラスメイトと1日中一緒で、クラスでは常にCritique。自分のアイディアを酷評されることもしょっちゅうあった。夜は宿題のせいで眠れず、自分の為の時間など皆無だった。週末さえもロクに友達と会えず、彼氏ともゆっくりデートできない日々。家事もおろそかになり、食事の時間すらももったいなく感じるほどだった。一時は「これから1年半、本当にこの生活をしていけるのだろうか?」と真剣に悩み、涙を流すこともあった。でも次第に仲良くなったクラスメイト達との励まし合いや親しい友達の支えでなんとかやってこれたのだと思う。 とは言え同時に充実した日々でもあった。現役の教授からクライアントに関する話もよく聞けたし、現場でのプレゼンの仕方も習った。作品を制作する過程で学ぶ量もハンパじゃなく多く、特にコンセプトとvisual communicationについては徹底的に鍛えられたと思う。いろんなタイプフェイスの特徴も見えてきた。無駄な時間など全くなく、常に努力する自分の底力に驚いたものだ。自分はここまでやれるんだ、ということに感動した時期でもあった。 学期の終わりにまた「Portfolio Review」があった。クラスの3分の2はもう一度Reviewを受けないと正式にはプログラムに入れてもらえないのである。私もその一人で、作ったすべての作品を学期末に提出した。1月に入り「あなたを正式にグラフィックデザイン学科に受け入れます」という手紙が学部から送られてきた時はすごくほっとした。 しかし同日の夜、クラスの男の子から電話がきてReviewに落ちたことを知らされた。プログラムから追い出されたのである。彼はもう私たちと一緒には授業を受けれず、B.F.A.の代わりにB.A.で卒業するしかなくなったのだ。この時は本当に絶句した。。。彼とクラスでもう会えないなんて信じられないし、ここまで来て誰かをプログラムから落とすなんて・・・。 現実の厳しさを痛感するとともに激しい怒りを感じた。とても悲しかった。 私たちの学科はインターンが必修である。つい2年前までは就職率100%だったこの専攻も、アメリカの不況、特にシリコンバレーを襲っている不景気には歯が立たない。1期上の先輩の中にはインターンすら見つからない人もいたそうだ。とはいえS.F.にある大御所「Pentagram」でインターンをしている先輩もいるので、まぁ人それぞれなのかもしれない。でも今は自分の将来がとても不安だ。 明日から新学期が始まる。1ヶ月ものんびりした後で急にまた超多忙の日々に戻るのは本当に辛いけど、すべては自分の為。今の努力が何年後かに返ってくることを信じて。 (1/22/02)
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