|
5.恋が叶うとき 結局その夜は何もなく終わり、いつも通り寮へ送り届けてもらった。それ以後も特に変化なくデートは続き、かれこれ2ヶ月くらいはそんな日々だった気がする。会うたびにドキドキは増し、彼を男の人として意識するようになった。ある時私は「これは恋だ」と確信し、以前好きだった日本人の男の子のこともやっとふっきれた。 ある日私たちはEEKERの寮のリビングルームでお互いのことについていっぱい話した。生い立ちや家族、信頼してる友達のことなど。バックにはビートルズの音楽がかかっていて、とってもいい雰囲気だった。その時寮には彼のSuitemate達も居たけどすでに皆寝ていたので、リビングには私たち2人だけ。話し終えた後しばらくは無言で音楽を聴いていたけど、あるときそっとEEKERに抱きしめられ初めてキスされた。その夜はいっぱいキスして、すごく舞い上がってしまったのを覚えてる。 次の日私は感謝祭を利用した短期旅行に友達と出発、会えない時間が彼への想いを募らせた。旅行から帰ってきたら速攻またデートを開始し、毎日のように彼に会った。でも徐々に不安になってきた。私は一体彼の何なのだろう、と。彼から「付き合ってほしい」とう言葉はなく、だけど彼に直接尋ねる勇気がなくて、幸せだけど不安・・・そんな日々が続いた。 ある日EEKERの寮へ遊びに行ったとき、彼が私にやさしくしてくれる受付のおじさんを指差して冗談を言った。「彼、キミのボーイフレンド?」一瞬迷ったけど、思い切って「No. It's you!」と言ってみた。すると彼は一言、「Good!」と言ったのだ!この時やっと、「私たちは【彼氏彼女】の関係なんだ」という確信を持てた。その後すぐ彼の家族に紹介してもらったりして、本格的(?)な付き合いが始まったのだった。 今になって私たちがあの時のことを振り返ると、お互いの記憶がちょっとズレてたりもする。彼は「電話番号を聞いて"Conversation Partner"になってほしいと言ったのは僕の方だ」だと信じてる。一緒に夜景を見に行った日については「僕もキスしたかったけど結局何もできなかったんだ」と聞いてちょっとうれしかったりもした。こんな私たちは今も仲良くやってます。 ~終わり~
|