
■ 2004/09/01 (Wed) ストレス
もう9月ですよ!!!大丈夫ですか???
いやいや、大丈夫です。
・・・ひとりごとです。
職場での話し。
うちのフロアでは唯一のKoreanのナース。(6月に結婚式に行ったというあの彼女)彼女は今年の初めから働いているんだけど、とにかく私の目からみたらすごーくよくできる。チャキチャキ動くし、そつがない感じ。生まれは韓国・育ちはアルゼンチン・高校と大学はアメリカ・・と3ヶ国語をペラペラと操る。そして完璧主義。すごーいストリクトにいろんなことをやって自分にも(たまには患者にも)厳しい。
看護大学はすべてAで、トップで卒業したという。看護学生で実習に出たときも一生懸命になりすぎて体重が数十キロ減ってがりがりになってしまったと言っていた。
そんな彼女、仕事しはじめて半年がたって、どうもうちのフロアが好きになれないらしい。
忙しすぎる、もっと患者さんのことを考えて動きたいのに、新しいオーダー、入院・退院・・ルーチンに振り回されて大事な患者教育のこととかなおざり・・・。とりあえず最低限できたらいいや・・というこの流れは納得がいかない。・・などなど息荒く話す。
そして彼女は自分にストレスをかけちゃうのでここ半年で尿路感染症・胃潰瘍・腰痛・不眠・体重減少などの症状がでているという。今はコルセットをしながら働いている。腰痛については労災かどうか、マネージャーと今日も話すと言っていた。
彼女の言うことはわかる。でも聞いてて私って彼女に比べればEasy-goingな人間だなーと思った。彼女は私なんかよりも後から来て私よりもずっとできる人間に私からみたら見え、私なんかよりもずっと余裕があるように思ってたけど・・。日々こんな話しを彼女はしてたけど今日はたまたまゆっくり彼女と話すチャンスがあり、聞いていてこんなにストレス抱えているんだー・・って、びっくり。私は今の仕事場でここまで深く考えたことも、ここまでストレスに思ったこともないなーと思う。
つまり、ストレスって自分ができないから悩む→ストレス・・ではなく、その人自身の問題なんだなーって思った。できなくても「ま、明日からがんばろう」とか、「次はできるだろう」とか思えたら次へ次へ、明日へ明日へと流れていくけど、自分自身の問いかけが厳しすぎるとだめだ、だめだと思い、家でもそのことを考え、ゆっくり落ち着く暇が46時中なく彼女のような症状がでてしまうんだろうなー・・。
私って思えば、自分のこと自分の中でよく褒めてしまう人間だなーと思う。(恥ずかしいけど・・笑)
彼女も、もっと自分を褒めてあげたら楽になるだろうになーって思ったな・・。フロアを変えてもらうようにマネージャーに話すと言ってたけど、この姿勢じゃどこでも同じことが起きるんではないだろうか・・。なんてひとごとながらちょい心配。
ストレスとむきあう、口でいうほど簡単なことじゃないよね。ま、超ストレスに浸かっている人を間近にみて、そんなことなどを考えた1日でした。
■ 2004/09/03 (Fri) IVの調子
新入院。こぎれいにしているおばさん。Lower GI Bleedという症状で入院。ま、要は血便がでるけど、それは「ぢ」ではないようで、きっと大腸のどこかからの出血だろう・・という疑いのもと精密検査のための入院。
新入院にはオーダーがあろうとなかろうと、とりあえずIVのルートとりの作業がある。
一通りペーパーワークを終えたので、さてIV、IVと思って物品をもって患者サイドに行くとコンプレインが始った。
「大体、何回刺せば気がすむの????」(まだ1回も刺してないよ・・)
「私は針がきらいなの!」(好きな人はまーいないんじゃないの・・)
「若いナースはきらいなの!」(若く見えるけどそう若くないんですけどね・・・)
「一度でとれた試しがない!」(繰り返しますが1度もやってません。)
「ベテランを呼んできてちょうだい!」(聞いてりゃ好き放題言いやがって〜〜)
ま、背景には朝ドクターズオフィスで一回、入院してきてからすでに一回、もう二回採血を受けたそうな・・・。
うちは採血するテクニシャンが採血のオーダーがでたら来るので、それが私の知らないうちにもう来てたそうな。
でも採血と留置針を留置するのとは違う。患者にとっては「針を刺される」という意味で同じように感じるようだが、採血のほうが何倍も簡単だと思う。トンボ針とかでほんの数ミリ入ったら血液とれるからね・・。
あ、ちなみにトンボ針(翼状針)、こっちではバタフライという。ま、トンボでもチョウチョでもどっちでもいいけど・・。
「私はまだ何もやってませんよ」とか、「とりあえず血管を見せてください」とかいってご機嫌伺いながら駆血帯を巻いて血管を捜す。
うー・・・これがなんとも血管の見えない腕・・・。手の甲にあるのは極端に蛇行していてまっすぐな走行が見られない。できれば手首・ひじの曲げ伸ばしにとらわれないでいい前腕部・・と思うが、これまた毛細血管みたいなのが見えるだけで、血管として指に触れない。
普通大きな静脈が走っているひじの部分さえも、血管らしきものが見えないし触れない。
うーん・・・「血管細いですねー・・」なんて患者さんに言う。(これは自分が失敗したとき言い訳にもなるので、難しい・・と感じた患者さんには結構これを言う私)
「私は血管細いのよ、そしてみんな失敗するのよ、だから針はきらいなのよ」とまた声を荒げる。
「あなたできるの?」
「1回だけにしてちょうだい。」「1回だけよ!」
とかまた気分の悪いこと言い出す。
こっちもまだ何にもしてないのにそういわれると頭にくる。
絶対一発でとってやる〜、そしてギャフンと言わせてやる〜と思ったり、失敗したら「ほーらね・・」とか言われるのかなー・・・とか考えながらどんどんプレッシャーを感じる。
患者さんに言う、「ナースにプレッシャーかけちゃだめよ。」「言い関係作ったほうが成功するんだから」・・とか必死で言ってみる。
とりあえず、全く見えないけど正肘のあたりに微妙に触れる血管を見つけた。まさに頼るのは自分の左の人差し指の感覚のみ。ブラインドとはこのことで、目をつぶったほうが血管の走行が見える(感じる)。
絶対失敗したくない・・いちかばちか・・で細めの針を選んで刺してみた。
やった・・・いい感じで血液の逆流が見られた。
ばっちり一発!
終わったよ・・というと、「え?もう?」と驚いた表情のおばちゃん。
「1回だけで済んだでしょ。」「はい、私たち二人ともハッピーね。よかったよかった・・・」
と言って、さっさとこの部屋から立ち去った。
いやー、気持ちよかったね。
こういうコンプレインの多い患者さんを黙らせることができたときの気持ちは心の中で大きくガッツポーズなのです。
ちなみに・・・この逆で、「いい血管ですねー。」と自信ありげにいいながら思いっきり失敗をかましたことも多々あります。
■ 2004/09/04 (Sat) こういうの、むつかしいよな〜
患者さん:80歳のきれいなおばあさん。元ナースでうちの病院でも管理職やっていて、違う病院の看護のトップだったというやり手な感じのおばあさん。
朝、言われたこと、「これ、あなたと私だけの話よ。今日の私の担当の看護助手の人、すごいパフュームのにおいがきついのよね。私はいいけど、あれで気分悪くする患者さん、多いはずよー」と・・・。「あと、シーツ交換だとか他のことについても私は彼女はいい看護助手だとは思わないね・・」と批判的だった。
特に変えてくれという希望もないが、今のところ一応うちのフロアでVIP扱いのこの患者さんなので・・。
あなたと私だけの話よ・・と言われても放っておいていいのか?どう対処していいかわかんない。この看護助手はフィリピーナでちょっとぶっとび系。ロングヘアーを結ぶわけでもなく、わざとなびかせるようにしていつも歩いていて確かに香水のにおいはきつい。彼氏(実は後日談で彼女はレズビアンと知り、その彼氏は女だとういうことが判明したが・・)とツーショットの写真をネームプレートの裏につけていて、堂々と人にそれを見せている。(これがまたうっとりしている顔をしてて私だったら絶対恥ずかしいと思う写真なのよね・・ま、いわゆる彼女はナルシスト。)歳はたぶん40代前半。この病院での経験ははるかに私より長く、彼女が偉そうにしているわけではないが、彼女にこのことを注意するのは私には気がひけるという関係性。
とりあえず私の母(元プリセプター)に話してみた。「それは看護助手チェンジね。違う人を担当につけてもらうようチャージナースに話しなさい」と。
チャージナースに話した。「OK。チェンジしましょう。いくらチェンジすることをリクエストしてなくてもこうしたほうが患者にいいでしょう。」
「でも・・・そういうの、その看護助手さんにいうの、気がひけるんですけど・・」というと、「患者第一でしょ・・」と言われた。で、チャージナースが言ってくれるのかと思いきや、私がどうやら説明しなきゃいけないようで、うわー・・困ったな・・どうしよう・・とか思った。
おそるおそるその看護助手に話すと「パフュームじゃないわよ。ハンドクリームよ!私は彼女のケアをもうしたのよ。これで他の患者をもてっていわれても、また私の仕事が増えるだけ。それはUnfairよ!」と攻撃される。
「OK,OK・・・もう1回チャージナースと話してみるね・・」と逃げ腰の私。
で、私がすたすたとチャージナースのほうに向かうと、後ろから「あなたが決めて、チャージナースに話す必要はない。あなたに従うわ」となんだかいやみ交じりに・・・。
あー、やだな・・。別に私、この看護助手とこれまでいやな関係でもなく、むしろそれなりにいい関係を作ってきたのに、こうやっていちゃもんつけることによって彼女が私に気を悪くしたじゃーん。。。・・・と嫌われるのがきらいな私は(むしろ最初から患者さんの言葉を流して何もチャージナースに相談しなかったらよかったのかな・・)とか思いはじめた。
ま、なんにしても、結局「いいわよ」と認めてもらい、かなり不機嫌になっていたが看護助手交代ということで一件落着した。
こういう指導的立場(というほどでもないけど)をとるのはまだまだ難しいな・・と。ボキャブラリーの少ない私は言葉を選ばないと「なんで?」って聞かれたら「あなたがくさいので・・」とも言いかねない。
こんな場面でうまく相手に、角がたたないように説明するのに、かなり躊躇し困った私だったのでした・・・。
■ 2004/09/06 (Mon) ホームレス
うちの病院のある市は金持ちエリアもあればやばいエリアも混在している。お金持ちそうな白人さんも患者にいるけれど、病院自体は比較的やばいエリアに位置するので、ホームレスも多く運ばれてくる。
大体のケースがストリートで倒れていたのを警察が発見して救急車で運ばれてくるというケース。そして保険のない患者を診るドクターがうちには存在する。
ホームレスにもいろいろあるが常連さんの数も少なくない。心の中をはっきり聞いたことがあるわけではないが、彼らにしたら心地よい気温に保たれた部屋にクリーンなベッド、そして3食食事がついてきて、おまけにナースや看護助手に面倒をみてもらえて、この上ない環境ではないだろうか・・。
実際こういう患者さんはがつがつ食事を食べ、そして痛み止めや注射類を好む人が多い。
しかし、昨日・今日は大変だった。5人受け持ちのうち4人がホームレス、そして4人ともみんなサイコ(分裂病・極度の躁鬱病など・・)の患者さん。ぎゃーぎゃー騒ぐは、騒ぐ言葉にファ○ク・ビ○チのオンパレード。どうしたことか・・。
いやだとか、怖いとか、不快とかそういう感覚を通りこして、笑える。
一番ひどい症状の人、520LB(相撲取りくらいの大きさね)。50代女性。悪いけどかなり臭い。一人で身動きできないくらい太っている。どこで発見されたかというと公園で倒れてたらしい。どうして公園に行ったかというと、娘に捨てられたらしい。娘に捨てられたのはかわいそうだけど、この2日見ただけで判断させてもらうと、捨てたくもなる気持ち、わからなくもないかな・・。ナースの扱いや言葉の汚さ、感情の起伏、誰もあなたの面倒みたくてみる人なんていないよ・・・って思う。それがいくら病気に起因しているとしても・・・。
足が特に汚くて炎症を起こしているので、きれいに拭いてあげてクリームをつけたり足のケアをした。気持ちいいと言ってるかと思いきや突然声を荒げ、そして罵声をあびる私。
どういうことか・・・。全く意味がわからない。
男の50代の常連ホームレス。陰部のあたりから足にかけて猛烈に皮膚の炎症がおきていて、真っ赤か。熱をもっていて感染をおこしているのがひと目でわかる。
クリームを塗る指示があり、届きにくいだろう足の先だけ塗ってあげ、あとは自分で届くでしょといってクリームを渡す。「塗ってくれ、塗ってくれ、うまくぬれないから・・」と甘えてくる。・・・と思ったらいきなり陰部をがばっと露出してくる。
はいはい・・とたしなめて、心の中でなめんなよ・・そんな元気あるんだったら帰れよ・・とか思う。カーテンをばしっと閉めて、男の体のでかい看護助手、たよりになるジョージを大声で呼ぶ。「やつを呼ぶな・・もういいから・・」と慌てていた。
みんながみんなではないが、いやなホームレスは勘弁願いたい。どうせ私たち、俺達は保険がないからって虫けら扱い。でも俺達を病院にいれることでお前らは政府から金もらってるんだろうよーみたいな言い方さえする。
保険に関わらず患者は患者、みな平等。とオリエンテーション中にプリセプターに教わった。同感だった。でも、こういうホームレスには逆差別的感覚を感じる。権利がないことをすごく主張する権利をごり押ししてくる感じ。
ま、感情を注ぐとむかつくので、現場ではできる限りクールに対処しようと思う。疾患を見て勉強させてもらう・・くらいのつもりで。
でもやっぱ冷静に考えると、努力しないで仕事もしないで、自分達の不潔な環境やドラッグやアルコールから起因した病気をもってきて病院ででかい顔をする彼らにいいケアを提供しようとは思えないな・・。
ま、私にとっては"こういう現状がある"というのを身をもって体感していること自体に意味があるんだろうねぇー。
■ 2004/09/10 (Fri) バケーション前日
さて水曜からの3連勤が終わった。
いろいろあったな〜。なんだかイブニングのシフトのナースに意味なくあたられ、気分不快この上ない気分になったり、一夜明けそのナースがむやみやたらに謝ってきたり、もうわけわかんないぞー。。
でもそれを見ている人たちが温かくかばってくれたりするのにうれしかったりした。
明日からバケーションなんだ・・と言いふらしてたら、たった10日の休みなのに「I miss you〜〜」といろんな人にハグしてもらった。ばい菌だらけのスクラブに抱きしめられながら、こういうときにもハグするのね・・とアメリカの文化を感じてみたりする私・・。
Woundのユニットに移ると宣言してうちのマネージャーからはWound Unitのマネージャーに話しをしにいってもいいとOKをもらいながら、Woundのマネージャーがバケーションだったのでここ2週間ずっと話しがすすまなかった。昨日・今日バケーション明けのマネージャーに会いに行こうと思いながら、なんとなく今のフロアの温かい雰囲気に居心地のよさを感じ、離れることを考えると寂しさを感じ、ま、実際は忙しくてフロアを離れる暇がなかったのが一番だけど、ま、またでいいか・・と結局私のバケーション前に異動の話しが進むことはなかった。
行きたい先の病棟は、うわさでは日勤に空きは今ないという。処置とかを学びたいのでやっぱ夜勤より日勤のほうがいいねという話しになっている。なので日勤の空き待ちということになる。ま、今のところを動かなきゃいけないわけじゃないしね。
さてはて、明日は久々のLA近郊ナースの会。11人が集まることになっている。楽しみだ。
それがおわったら荷造りを初めて、日曜の朝、親友の結婚式のためグアムへ旅立ちます!
ちなみにホノルルで乗り換えるため、トランジットの待ち時間を含め行きは14時間半。帰りは16時間かかる。日本よりも遠いや〜〜〜〜ん!!
(実はグアム行きチケットを探したときほとんどの便がLAから成田もしくは関空経由だった。関空で乗換えるくせに知り合いに会えないなんて・・とか考えただけでそのフライトは拷問便に思え、待ち時間に心の平穏をたもてそうなホノルル経由を選んだ。そしてチケットの値段も半端じゃない。それほどアメリカ本土からグアムへ飛ぶ需要が少ないということらしい。そしてそんな話しをすると職場では「よっぽどの友達なのね・・・」といわれる。そうよ〜っぽどの友達なのですと答えておいた。)
木曜に戻ります。
それまでしばらくお休みしますね。。。それでは、行ってまいりまーす。
■ 2004/09/13 (Mon) とんだことになりまして・・・
ただいま9/13の朝。今グアムのはずがLAのおうちからこれを書いています。。。
おばかでした。。。
グアムはアメリカ領なので、国内旅行で成立させられると思い込んでいた。チケットを手配するとき、少しでも安いのを探そうと10件くらい旅行会社にあたった。そして国内旅行で成立させたいといってお願いしていた。誰もパスポートがいるとか、グアムからハワイの段階で入国審査のイミグレーションがあるとか教えてくれなかったよな〜・・・。
ちなみにパスポートは持っていっていた。念の為・・ということで120%使うことはないだろうくらいに思いながら・・。
そして朝、LAの空港で国内線のところに並ぼうとしたらインターナショナルのラインに並んで・・・といわれた段階から私の頭の中で「???」+「不安」が生じはじめた。このとき「?度合い」はまだ数%程度。グアムには当然行くつもりだった。
列に並んでいる間、搭乗までにまだ50分ほどある。送りにきてくれたPapaに頼んで念の為・・・といって「アドバンスパロール」を家までとりに帰ってもらう。
*アドバンスパロール:グリーンカード申請中には基本的に国外に出ると次米国に入ってこれないのが原則らしいが、これがあると出入りが自由にできるという1枚の紙切れ。
空港から家まで15分という距離なのでできるわざ。
アドバンスパロールを持ってきてもらい、これでもう不安なくいって帰ってこれるよね・・とPapaとしばしのお別れをして、搭乗ゲートに向かった。一瞬この段階で「?度合い」は0%になった。
・・・がふと思い出した。昨日ナースの会でそういえば友達が「こないだのニュースにビザスクリーンパスしてなかったら今国外にでちゃうと戻ってこれなくなるって書いてたねー。」という言葉。
昨日の段階では「そっかー、なんでも厳しくなってきたねー」位に思ったもんで、翌日の自分のフライトに関わってくるなんてこれっぽちも思っていなかった。が、気になると気になり始める。Papaにあわてて電話する。そういう情報がそういえばあったけどどう思う?と・・。
とりあえず乗り継ぎのハワイまでは国内旅行でいけるから行っておいで。それでその間に調べておくから・・と言ってもらい、私はホノルル空港行きの飛行機に乗り込んだ。
楽しいはずのバケーション。
ホノルル行きはなんだかみんなが楽しそう。
そこで一人あーでもないこうでもないといろいろ考えられるシチュエーションを想定する。
もしも、もしも、ビザスクリーンの関係で帰りにグアムからハワイに入国できなく足止めをくらったらどうなるのか・・・。次はいつの段階で米国入国を許可してもらえるのか・・。何かの書類を見せたり、弁護士から連絡が行ったりすると入国させてくれるの?試験にパスするまでそれとも入国できない?そうなるとだんなやおうちを置きざりにすることに・・・。長期の予定で荷物をつめてきたわけでもなく、それは無理。第一、社会人として仕事に戻らなきゃいけない。
万が一そういう状況が最悪の状況として起こりうるとしたら・・・と考えただけで、大丈夫大丈夫・・と不安を消そうとしつつも不安な気もちが募る一方だった。
5時間半のフライトを終え、ハワイ到着。Papaにすぐ電話した。
つづく・・・・
■ 2004/09/14 (Tue) とんだことになりまして・・・ Part2
Papaの声がくらい。(ま、いつも特に明るいトーンの人ではないけれど・・)いろいろ調べてくれたらしい。が、9/12その日は日曜日。私の弁護士事務所は閉まっている。他の弁護士事務所にもあたってくれたらしいが、依頼を他でしているんだったらそっちで聞いてとか、そういうケースに責任はもてないだとか・・で、結局回答はなし。誰に聞けばわかるのかさえこの段階ではわからない。飛行機会社のお姉さんにわかるわけもなく、インフォメーションデスクにアロハシャツを着て座っているおじちゃんなんてもっと知る由もない。
グアム乗り継ぎはもう間近。搭乗案内を開始するまであと20分という状況にいた。
安全に私が「行って帰ってこれる」のか「行けない」のか。この段階に及んではもう自分が判断を下すしかないと思った。
ビザスクリーンの情報、もしかしたら私に適応する情報ではないかもしれない。友達の結婚式にドタキャンなんてそんな失礼なことしたくない。友達にも悪いし、何より自分が行きたくてしょうがない。
いちかばちかで行ってみようか・・とも思う。
が、動揺しているのはわかりながらその中でできる限り冷静に考えるよう努めた。
もし私がアメリカ入国できなかったとき、友達も責任を感じるだろう・・・。彼女は話したら絶対わかってくれる・・。
考えた末、たとえ数%でも「戻って来れないかもしれない」という疑惑が生じた以上、危険を冒すことはできないと思った。
時計を見た、まもなく搭乗開始。キャンセルしなきゃ。あ、私の荷物、もうグアム行きの飛行機に乗っちゃってる・・・。
そこからまた大変だった。キャンセルしたいんだけど・・というと、「あっちのデスクに行って・・」・・。アメリカでよく起こる「たらいまわし状態」に陥る。
ようやくたどりつく飛行機会社のカウンター。担当は一人しかいない。黒人のおばさんが声荒くなにか交渉している。待てどくらせど順番がまわってこない。もうグアム行きの搭乗も始っている。私の荷物はどうなるの〜〜〜・・・。
もう待てない。「すみません、エマージェンシーなんです」といって割り込む。事情を聞いてくる。頭の中でビザのことなどこの人たちに言ってもわかるまいと思い、思わずうそをつく。「グアムに行くはずだったんだけど、だんなが事故にあったようでLAにすぐ戻らなくいけなくなった・・」と。
マジで焦ってたので、あながちうそを言ってるようにも見えなかったのが幸い。
すぐに対処してくれた。黒人のおばさんもそんなことならずっと待ってないで早く言えばよかったのに・・ととても優しい。係りの人が無線で連絡をとってくれ、その飛行機が飛ぶであろう10分ほど前の段階で無事荷物は自分の手元に戻った。
ごめんなさい。だんなは元気です・・・。と思いながら・・。
もう話しのピークは過ぎたかな・・。でも長くなってきているので明日に続けましょう。
■ 2004/09/15 (Wed) とんだことになりまして・・ Part3
とりあえずキャンセルはできた。次はLAに帰る便をとらなきゃいけない。受付カウンターの人はここではそれは対処できない。お客様が直接カスタマーサービスと連絡をとって理由を説明してもらわないといけませんといわれる。状況によってはペナルティーをとられると思いますといわれる。
この際、お金がかかっても「帰る」という手段を強行しないわけにはいかない。ましてやエマージェンシーと割り込んだ以上、ここホノルルでしばし楽しんで帰るというチョイスも失ってしまった。むろん、その段階で気分的に「ハワイで遊んで帰る」というアイデアなど毛頭なかったが・・。
カスタマーサービスに電話をする。説明して予約ナンバーを伝える。「ちょっと待ってて・・」から待たされること20分。なんでこんなに受話器をもったまま待たされるのか・・・。ちょっとって何分よ・・。まったくハワイもアメリカだわ・・とか思う。
ま、そんなこんなで結局エクストラの費用はなしでLAに帰る便をとることができた。
フライトまであと8時間。
まず友達に電話する。すでにグアムでホテル入りしている彼女と話す。「いいよ、いいよ、大丈夫」といってはもらいながら情けなくて涙がぼろぼろでてきた。
電話のあともしばらく、なんでグアムは大丈夫と思い込んでたんだろう、なんできちんと自分で確認しておかなかったんだろう、なんでなんで・・と、どうしようもない後悔の気持ちと情けない気持ちでいっぱいになる。(ちなみにアメリカシチズンであれば国内旅行として成立できるみたい・・)
そしてそんな気持ちでいることにもほとほと疲れ、喉が渇いておなかがすいてる自分に気づいた。
そこからこの際、ホノルル空港を堪能しようという前向きな気持ちに切り替えれた。
楽しげなレストランに入ってみる。LAでも日本でも見かけないようなハワイちっくなメニューに感動。パイナップルのはさまった照り焼きバーガーと、ココナツとパイナップルとストロベリーをまぜて作ったノンアルコールのカクテルを頼む。これがめちゃおいしかった!
空港構内にあるお店もアロハシャツやアロハ柄のものがいろいろ売ってあってそれはそれは楽しいお買いものゲームが勃発してしまった。
勉強するにしてもしないにしてもここんとこいつも持ち歩いている勉強道具もかばんの中にあり、退屈したらお茶しながらそれに目を通したりする。
なんだかんだで8時間は過ぎた。
LA行きに乗り込んだ。もうかなり眠い。これは乗ったらすぐ寝れるぞ・・・と思いながら搭乗する。
が、最後の最後にまたショックなことが・・・。
隣のおじさん「超わきが臭」・・・。40代後半から50代前半と思われる白人でロンゲのおじさんで、タンクトップを着ている。それはもう腋の位置が私の鼻の位置くらいなもんで、モロにくる。1日も終わりに近くその強さもひとしお。。といったところだ。(ちなみに私はこの臭いにとても敏感・・)
え、私この臭いの中で5時間半??と思うと、なんかすごく罰を受けているような悲しい気持ちになった。持っていたハンドタオルとトレーナーで鼻を覆うようにして眠りについた。(ごめんね、おじさん・・)
ま、そんなこんなで朝うちを出て、22時間後にはまたうちに戻ってきていました。自分の注意不足が一番の原因だと思いつつも、何かのせいにしたほうが気が楽なので、今回のすべての不運なできごとは「厄年だからしょうがない・・」ということで片付けようと思います。
あなた行って帰って来れたのに・・・という言葉を今は聞きたくないので、今回は弁護士さんにはあえて確認をとりません。
■ 2004/09/18 (Sat) いい時間を過ごしています
ハワイUターン事件(!?)から数日、まだ悲しいかなバケーションは続いている。ハードにスケジュールを入れるわけでもなく、のびのびと過ごしている。
まずいつもと違うこと・・・「朝、目覚ましで起きなくてもいい!」
これだけでストレスがフリーになる感じがする。
あと、極楽を見つけてしまった。キーワードは「サウナ」。(ってそのままだけど・・・)ま、そんなこんなで興味のある人はご一報を。是非裸のつきあいをしましょう!(怪しい・・・笑)
あとちょっと簡単にいける距離ではない友達のところまでドライブして会いに行ったり、交換留学でこの9月から大学院に来た教え子?友達?連れ?をロスにあるJAPANワールド(日系のスーパーとか日本食レストランのことね)に連れまわしたり、まるでNCLEX勉強中にしていたように朝からスタバに行って勉強したりしてなんだかんだと時間が過ぎている。
実は来週火曜がバケーション後初出勤なんだけど、火曜に行ったあとまた水曜が休みなので、計画的犯行だけど火曜は休みをとって水曜まで連続で休みにしようとともくろんでいる。
ま、このまま時間にとらわれず就職する前の専業主婦時代のようにだんなさまにごはんを作ったり、朝から洗濯したりそうじしたり・・という生活を続けるのも自分の中では悪くはないと思いつつ、就職後初のバケーションがこれで終わっては可哀想・・・と気遣ってくれるだんなさまが1泊でのラスベガス旅行を提案してくれた。調べると日曜の夜の宿泊は格安なので、月曜に休みをとってもらい明日の早朝から1泊でベガスに行くことになった。何回目かな・・・。5回目くらいかしら・・。何度行っても全然飽きない。楽しみだー。
しかも、どうせ1泊だしいいところに泊まりたい!とわがままを言って「ベネチアン」に宿泊予定。ふふふ・・・・。
きんちゃん・ぎんちゃん、いい子にしててね。
■ 2004/09/21 (Tue) Las Vegas旅行記
今回は途中Uターンすることなく旅を完成することができた。そんな当たり前のことにまず感動。
前までは92年のトーラスワゴン中古車で往復してたわけで、暑い砂漠の中突然冷房が壊れたり、窓が開かなくなったり閉まらなくなったり冷や冷やしながらの往復だったけど、今回は5月に買ったばかりの新車COROLLAが元気よく走ってくれた。ありがとう。
1泊だし、また来るし・・ということで激しいスケジュールは組まず今回のテーマ(?)は「Venetianを楽しむ」と「まだ見ていないショーをひとつ見る」ということにした。
Venetianはすごかった。全室スイート。無駄に広い。ベッドの空間とソファーの空間にテレビがひとつずつある。2人だけなのに3人がけのソファー1つと1人がけのソファーが2つ。そしてConfortableなチェアーが4脚。9人分座るところがあってどこに座っていいかわかんない。でも貧乏性だしとりあえず全部楽しまなきゃ・・と思い、とりあえずひとつひとつに座る私たち。
うちの浴槽はとても浅いのであまりお湯をためてつかることは普段しない。が、ベガスのお楽しみのひとつはお風呂。日本の時のように「つかる」楽しみがある。あらかじめ準備していった温泉の素(今回はヒノキのお湯)をいれ楽しむ。
極楽ごくらく〜。
今回の目玉のショーは「Zumanity」ホテルNew York New Yorkであった。CIRQUE DU SOLEIL演じる「エロ」が主題のショー。一応18歳以下の入場制限があるだけに女性の裸、男性の裸などは多発する。
が、基本的に「いやらしい」よりも「芸術」。アクロバティックなショーはいやらしさを超え、感動を覚える。性別、人種関係なく、オリンピックの体操のような技術?中国雑技団のような技術?を持っているような役者さんが裸に近い格好でどんどん出てきて芸術を披露するという感じ。
まじめなショーにメリハリをつける役割のようにお笑い4人組もちょこちょこと合間合間に出てきて客をなごませていた。(この辺のステージの流れは「O(オー)」と同じだなーと感じさせる)
司会のお兄ちゃんはきれいなオカマさん。大阪の冗談酒場のオカマのきれいなお兄ちゃん(お姉ちゃん?)みたいな感じだったけど、トークがさえている(らしい)。
*らしい・・というのは、お客にすごいうけてるから・・。でも私には悲しいかなエロスラングはよくわかんなかった・・。・・・でもだんなは笑ってたな〜・・・。どこで学んだんだい??ま、いいけど・・・。
このショーをすばらしいととるか、とらないかは個人次第だと思う。いわゆるストリップとかいやらしい場所とは違い、基本は「芸術」。人間誰もがもつ「性」に対する表現を完成度高く美しく表現しているのに私はすばらしいと思った。
さてギャンブルはというと・・。ま、そもそも金持ちにも小金もちにもなれないようなギャンブルの仕方。5セント台、1セント台でちまちまとゲーセン感覚のように遊んで楽しみつつもお金はすべて持っていかれた・・と。
さて、バケーションもそろそろ終盤。このなまった体。仕事に戻れるか不安だわ。。。
■ 2004/09/23 (Thu) 休み明け
さて12日間のバケーションも終わってしまい、今日から仕事。
週に5日、5時半起きの毎日がまた始まるわけか。。。あ〜5時半に目覚ましが鳴るのはつらいな〜・・・。しかししょうがない、仕事だ。
いろんな人に「グアムはどうだった?」と聞かれること、聞かれること・・・。そりゃそうか、私がグアムに行って来るといってこの時期バケーションをとったわけだし・・・。
何人にこの複雑な状況を説明しただろう。最後の方の説明はだんだん上手になっている自分に気づいた。
I'm sorry...と悲しい顔をしてくれる人、がははと笑い飛ばしてくれる人、どっちもいた。
いや、今の私の心境は笑って、笑って・・。もっと笑ってやって〜〜〜って感じ。笑われたほうがすっきりする。
かわいそうに・・とか言われてもしょーがないし、チケット代はとか聞かれてももう戻ってこないのよね〜とか思う。
バケーションの思い出は「トロピカルジュースをウクレレのメロディーとともにハワイの空港で楽しんだこと・・」とか言うとなぜか大うけ。
ま、人生こんなこともあるさねー。
肝心の結婚式をした友達はよく状況をわかってくれているし、また会えるチャンスはあるわけだしね。
仕事はラッキーにもスロースタートだった。
午前の後半から忙しくなったけど、最初がスローだったのは初日の私にはよかった。
いざ働きはじめてしまうと、あれ、私昨日まで休みだったんだっけ???というような感覚。午後にはいつもここにいるような気分になっていた。
さて、だいぶ有給休暇も使ったわけだし、また有給をためて次の休みをとるためにがんばりますか〜。
■ 2004/09/27 (Mon) ハムスター
ハムスターに指をかまれて死亡・・なんて記事が目に飛び込んできた。日本のMSNのサイトで・・。
かまれて死ぬなんて・・・。(実際かまれてアナフィラキシーショックを起こして死に至ったようにかかれている)
うちのハムに限っては大丈夫と思ってしまう私。きんちゃんもぎんちゃんも今やネバーネバネバ私たちを噛むことはない。
Papaは噛まれた歴なし。(ずるい)
私はきんにもぎんにも二匹ともがまだ赤ちゃんの時ガブッとやられたことがある。今はあまりにもぐちゅぐちゅいじくりまわしていると「やめてよ〜」といわんばかりに「カプッ」と歯を立てずに歯ではさんでくるような感じで指をくわえてくることはたまーにぎんちゃんにある。
それだけ。全然痛くない。むしろ、そんなしぐさもかわいい。
そっかー、死ぬのか・・。でもなんかこの記事の書き方、大げさっていうか、こんな記事でハムスターが敬遠されたりしそうで、なんかいやだなーと思いながら読んだ。
きんちゃんはもうすぐ生まれて2年。ぎんちゃんは1年半。寿命は一般的に2−3年といわれているが、まだまだ生きて欲しいなって思う。きんちゃんが最近ちょっと体重減少が見られ、寝る時間が長くなっているのが気になる。ぎんちゃんはちょっと背中の一部がはげちょろびんになっている部分がある。が、二匹とも元気元気。夜になるとからからからからまわし車を回している。
アメリカで生まれたくせに日本語しか理解してない。(・・と思われる。英語をしゃべる友達がうちに遊びにきたとき、英語で話しかけられて二匹ともおどおどしていた)
それに日本食大好き。ごはん・寿司飯・豆腐など。(特にハウスのすくい豆腐)
二匹とも同じ種類でよく似ているが、性格は違う。それもまた面白い。こっちの言うことを大体理解しているような姿もかわいくてしょうがない。
寿命はいずれくるのはわかってるけど、今やすごーく大事な存在なので、本当に長生きして欲しいな・・って思うところです。
長生きがらみでもうひとつ。仲良しのうちの90歳のおばあちゃん、たまーに大阪から電話をかけてきてくれる。元気すぎて若いころいろいろ嫁姑とかで問題ありのおばあちゃんだったけど、今や90歳として普通に弱っている。
いつも「まだ死なんといてやー」と電話で言う私。
こないだも「まだビザがややこしい状態で、すっと日本に帰られへんかもしれんし、落ち着くまで死なんといてやー」という私。
「へーへー、わかりました。残念ながらまだお迎えは来まへん。こっちから行きましょかー言うても行けるもんでもありまへんしなー。まあがんばりますわな。」というおばあちゃん。(大阪弁で再現してください)
天然で面白い。こんな会話ができる関係が大好き。
きんちゃんもぎんちゃんもおばあちゃんもみながんばって長生きしてください。本当にそう思います。
(ハムスターとおばあちゃん並列にしていいんかいな・・・?)

