直線上に配置
■ 2005/08/01 (Mon)  オリエンテーション初日


今日から新しい職場での勤務が始まった。・・といっても今週は1週間オリエンテーション。どうせ座って話し聞いてるだけだからお気楽〜・・と思っていた。

最初のお話はナーシングの一番偉い人からのGeneralなお話しだった。(今日はナースだけじゃなくって一応Generalのオリエンテーションだけど、ナースが圧倒的に多かった)
うまいこと話すから心配していた眠気も来ないもんだね〜・・・なんて話しのうまさに関心していたのもものの最初の15分ほど。そこから昼の休憩に入るまでは何度撃沈していく頭を必死で起こしたことか・・・。話している人が前からもし私を見ていたら、それはただの白目むいた怖い人くらいにしか写ってないだろう。

座って話しを聞く時は→寝ましょう・・・と私の体のシステムが指令をしているような気がする。だって睡眠不足じゃないもん。
休憩になって体を動かしたらサクッと目が覚めるし・・・。
あー、楽勝と思ってたけど、座ってじっと話しを聞くっていうのはしんどいことだな・・・。と何度も思う。

午後になってこれまた話し上手なナーシングエディケーターのトップの人のお話し。
これは眠気防止を上手にやる人だった。
どんどん人にあてていって意見を言わせる。
こういうの目が覚めるけど、いやなんだよな・・・。なんかいつ当てられるか・・と思うと、向こうの言ってること集中して聞かないといけないし、ひやひやする。
が、最後まであたらなかった。
セーフ・・・・。

お昼もサンドイッチが出たし、コーヒーも飲み放題だった。
でもうちの病院のほう(いつも働いてるほう)が規模でかいし、こういうときにでてくる食べ物ももう少し豪華かな・・と思っていたら、他の人たち数人が「こんな豪華な食事を準備してくれているところは始めて・・」と言い合っていた。
そうなんだ・・・。

あんまり今日の内容頭に残ってないけど、残った内容は
平均患者在院日数 3.9日。
平均ER患者数 5000人/月
平均手術件数 1400件/月 (そのうちOut patient手術が2/3を占める)
ということくらい。。。

こういう数字、うちの病院のも知りたいわ・・・。



■ 2005/08/02 (Tue)  2日目


昨日「いやー話を座って聞くのは疲れる・・・」と書いたが、それはおそらく精神的疲労のことで、肉体的疲労はかなり少ない。動き回る普段の臨床での仕事の翌日は普通こんなに元気じゃない。今日は足がらくらくすいすいだ。
(いつもは高くあげないと足がむくむ)

今日も「聞く」のが主体のクラスだったが、今日のはもっと臨床よりの話しでフレッシュな気分になれた。
話しをしにでてくる人たちがなぜかほとんど白人。人前で話すような立場、つまり偉くなるのに何か人種の問題がからんでいるのか??・・と思わせる。

しかしちゃんと話しについていこうと思うと本当に集中力を使う。こんなのが毎日続く学生さんたちって偉いなー・・・と思うし、いつか自分がまた学校に学びに行く日が来るとしたらそれに対する自信が今のところない。
またビンゴにでもいって集中力を養うか・・・。

休み時間は昨日も今日も1時間。昨日はとなりのモールのペットショップにハムスターとギニーピッグを見に行って時間をつぶした。今日は同じモールまでいってIn-n-outのバーガーを一人で食べた。
普段の行動エリアなので、リラックスしすぎて家に帰りそうになった。
あとこういうのが3日続く。

サザンの新曲またもやかっちょいいね〜!



■ 2005/08/03 (Wed)  3日目


午前中は記録にまつわるクラスが3時間。どうしよう・・・記録の様式が今の病院と全く違う。。。病棟に出たらなんだか記録でてんやわんやになりそうな予感だ。。週に1度だし、慣れることができるんだろうか・・。

午後の前半はコミュニケーションの時間。チームワークがどう大事か・・ということがメインなのだが、これは別に即働くのに必要!というものではない。が、それぞれの倫理感、常識などを確認したりする上で、重要なクラスだな〜・・と思った。
22人のクラスだが、3つのグループに分かれてそれぞれがノンバーバルで何かを演じて他のグループが何を演じてるかあてるというものをやったりした。いろいろみんなアイデアを持っていて面白い。こっちにきた当初、語学学校でやったアクティビティーを思い出した。これは単純に楽しかった。

午後の後半はPain Managementの時間。疼痛管理のクラスといったら「痛みをどうコントロールしていくか・・」など薬の使い方などに焦点をあてた医療サイド、薬理サイドの話しになるだろう・・・と勝手に想定していた。
全然違った。
患者の痛みの訴えをどう聞くか・・・
というのが焦点だった。悪い対応の例をいくつも出してきて、おのずとどういった対応が患者にとって救われる痛みの対応となるのか・・という答えをクラスから出すものだった。また、誰が患者の痛みを一番とってあげられるのか=それは「24時間、毎日患者のそばにいるナース」というのが自然にでてきた。そのためには医師のオーダーを聞くだけでなく、医師に患者の状態を説明し、ナースがネゴシエイトするくらいの能力をもってほしいという話しだった。
目からうろこ・・ではないにしても、あらためて聞くとこういう話はとても新鮮だ。

話してくれる人がこの道42年、63歳で素敵な白髪。背筋がシャンとしたちょっと派手めの衣装を着たナーシングエディケーターさん。怒らせると怖そうだが、とても生き生きしている。
話すのが楽しいの!若い人たちに私の知識を伝えるのが命なの!
そういう感じがビンビン伝わってくる。
初日は(もうそんなに張り切らないで寝かせてよ〜・・・)くらいに冷めてみていた部分もあったが、徐々にそんな彼女の空気にそまり、今日は吸い込まれるように聞き入っている自分がいた。
自分が日本で看護学生していた頃、氏○先生という超パワフル、かつ教室中の空気を一手に自分の方へ向けるような力のあるすごい先生がいたのだが、その先生となんだか雰囲気がかぶってしょうがない。
とにかく話しが上手だ。

そんな話しの中でよく出てくるのは「ここの病院はすごいのよ・・」と何気にいっていること。
レギュラーで働く病院の最初のオリの時も、「ここの病院はこうすごい!」とかの話しが多くて、(へえ〜、いい病院なんだ〜、すごいところなんだ〜)と思ったものだが、今回もそういう話が多い。
愛社精神ならぬ愛院精神(?)を知らぬうちにうえつけられている。それが会社や組織の策略なのだろう。。。
ま、働いているところを好きと思って働くことはいいことだろうからね。

昨日・今日とガーナ出身の子と一緒に座っている。だんなに言うと「チョコレートもらった?」と・・。
発想が貧困だ。
が、私も板チョコを一番にイメージしたのでトントンか。。。



■ 2005/08/04 (Thu)  4日目


8時スタートで8時間オリエンテーション。いくら連日といえど体は病棟で働くよりも楽ときたもんで、余力がある!
今日は飲みに行くぞ!・・・というノリだが悲しいかな車運転しなきゃいけないから食べに行くぞ!が正確な表現だな・・・。

今日のオリエンテーション
午前はいろんな話。(まとめすぎて何のことかわからんね・・でも書くの面倒くさいから省略。)
あとコンピューターの時間。なんだかオーダーの部分はマウス使えずカーソルのみで操作するんだと・・。DOSですか・・・。オールドファッションだぞ〜〜!!
チャートの仕方、コンピューターシステム、うちの病院のほうが進んでる!と思わせる部分と、こっちの病院のほうが進んでる!と思わせる部分とどっちもある。
どっちがいい!とかどっちが進んでる!とか比べるものがいろいろありすぎ。そしてどっちもいい部分あり、悪い部分があり・・なのでまったく甲乙つけがたいな〜・・・。
が、何かとフレッシュな気持ちになれる。
今まで同じところで勤続20年とか30年とかの人いて、それはそれですごい・・・と思っていたけど、こうして他を知って見ると、他を知ることも大事なような気がする。
どこにでも対応できなきゃいけないトラベラーナースとかレジストリーはやっぱ大変そうだ・・・。

午後のスキルラボでも感じた。
NG tubeひとつとっても点滴ポンプひとつとっても全部使ってる機種が違う。一旦慣れれば基本は同じなんだろうけど、どうも慣れるまでは違和感感じそうだ。
働き始めたら人の手をわずらわせてしまいそうだな・・。でも知らずに一人でやってしまうのは一番よくない。
初心に戻ろう。
すごく今新鮮!




■ 2005/08/05 (Fri)  オリエンテーション終わり


早かった。あっという間に1週間のオリエンテーションが終わった。
働いた・・・という気はあまりしない。むしろいろいろ話しが聞けて面白かった、得した、かついろいろ知り合いができた。そんでもってお給料も発生するからお得気分倍増。

病院中で一番新しいきれいな建物でのクラスだったので快適だった。超寒かったことをのぞけば・・・。
とにかくなんでなの?こっちの人はガンガンにクーラー入れるのでめちゃめちゃ寒い。しかもセントラルヒーティングシステムだから温度調節不可とか言われる。長袖は持参していたがサンダルで行ったのが冷えの原因。かつコーヒーは常に自分の横にある状態なもんで、何回トイレに行っただろう・・・。

オリエンテーションの3日目あたりからみんなとしゃべるようになった。いろいろインターラクティブなクラスもあったし、昼休み、休憩時間をはさむごとに少しずつ声をかわす人が増えるという状態。
最終日にはなんだかみんなが「仲間」という気がしていた。
その仲間たち。最終的にはRNだけの8人のグループとなった。けっこういろんな人生があってみんなと話しているのは面白い。

うち5人はNew Grad。この春大学やカレッジを卒業したての人たち。そのうちの一人は12年間会計事務所でタックスリターンの仕事をずっとやってきたというお姉さんだった。
また全然違う分野に移ったんですねー。なんでなんで???という話しになった。いろいろなことに興味があり、ナーシングをやってみたいと思ったそうだ。そう思って30代半ばからカレッジに行って新しいことを始めたと・・。こういうの、アメリカらしいな〜って思う。
私含めて経験あり・・は3人だけだったんだけど、私以外の一人はブランク6年、一人はブランク8年という人だった。
月・火あたりに話したときは、子育てに一段落ついたから・・・と言ってたので、「こないだまでは主婦」というイメージで見ていたが、聞いてみるとなんのなんのすごいキャリア。
一人はそのブランクの前は某有名大学病院のICUで12年働いていた人。一人はニューヨークの某有名大学のナーシング卒業でカリフォルニアの某有名大学で看護管理のMaster's Degreeを持っている人だった。
お互い経歴を聞いて年齢を推測しあう。「若く見えるね〜・・・」と。
(つまりそれは若くないということの裏返しなんだけど・・・。)
まあ、最初は子供の話などをしている彼女達を「おかあさん」・・のような目で見ていたが、数日接していて「お母さん」色よりも「働く女性」色の方が色濃くなってきた感じがする。
しばらくここで働いたらこうしてああして・・と彼女達のビジョンはまだまだ先まで広がっていた。
単純にすごいな・・かっこいいな・・・と思えた。

もちろんお金も大事だがそれがメインの働く理由というよりも「やっと自分の時間を取り戻すことができるんじゃないか・・とわくわくしている」と一人の人が言っていた。

いろんな人生がある。
こういう新しい出会いがあっただけでも今週のオリエンテーションは有意義なものだったといえる。

本来オリエンテーションの初日に配ってもらうはずだったIDバッジ。機械が故障していたらしく最終日の今日に配られた。
写真は先週とったものだがどう撮れたかは確認していなかった。
自分の写真をみてびっくりした。見た瞬間「うわ、お父さんや・・」と思った。父親にそっくりの写りになっている。あんまりこんな風に思うことってない。父親もおそらくびっくりしていることだろう。。



■ 2005/08/08 (Mon)  9日ぶり


のWound Unit。先週3回Call in sickを使って休んだ。なのに、9日ぶりっていかにもともとのスケジュールに休みが多いか・・だ。

9日ぶりに行くとやはり自分がまとまった期間いなかったことはバレていたわけで、1人だけに休む理由を言っていったのにも関わらずすでにスタッフ全員知っているとのことだった。
その言っていた1人の人には「隠すわけじゃないから、聞かれたら言ってもらって結構です」というようなことを言ったが、ここまで広まってるとは思ってもなかった。本当にみんな人のことに興味があるんだな〜・・・と小さな世界を再確認。

新しい職場はどう?と何回もいろんな人に聞かれたが、こう聞かれると答えに困る。
素直に「いい所ですよ〜」というのもなんかみんなを裏切るような気持ちになる。かといって、「大したことないです」とも言いたくない。
「まだオリエンテーションが終わっただけで、なんともわかんないです・・・」とお茶をにごしておいた。

チャージナースにも挨拶しておいた。素直に言っておいたほうが、今後のためかな・・とも考えて・・・。
「3回もCall in sick使ってごめんなさい。病気じゃなかったし、罪悪感にかられながら電話していました。実は新しいところで仕事を見つけて、そのオリエンテーションで休みをもらってました。」と。
「あらGuilty感じてたの。そういう人ばかりじゃないからうれしいわ。あなたの場合3回のcall in sickが連続するものだからそれは1回のcall in sickとカウントされるのよ。だからそんなに心配しなくても大丈夫。」と優しい言葉をかけてもらった。

ダブルで仕事を持っている人は実は他にもいて特に珍しくないし、隠す必要もないということも他のスタッフに言われた。

まあ、本当に二つの仕事をちゃんとこなせていけるのか・・はこれからのことで私にもまだわからない。。
しんどくて根をあげそうな自分を想像することもあったり、意外とひょーひょーとしてる自分を想像することもあったり・・だ。
しかし年々体力が衰えてるのは事実だから体はいたわらないといけない。

昨日、友達に「フィットネス」に行こうと誘われた。会員じゃなくってもトライアルで入れるよ・・と。
「今週の仕事のためにちょっと体力温存させておくわ・・」とフィットネス行きを断って、家に帰って昼寝をした。
体にいいのは体力づくりなんだろうな〜・・・とは頭ではわかりつつ、いや、でも寝るほうが元気がでるわよ・・とふかふかと眠りにつく自分もいる。
楽して体力がつく方法はないかな・・・。



■ 2005/08/09 (Tue)  むつかしいな・・


英語での表現がまだまだ難しいと感じるものがいっぱいある。
今日は鼻を骨折したあと他の病院で手術を受けて、その後退院したら片目がパンパンに腫れて眠れなくなってうちのERにきて、病棟にあがってきたという患者さんを受け持った。

手術を受けた病院があまり近くないということで、その担当のドクターが来たのは結局今日私が帰る頃だった。
それまでは一応他のドクターが診てたんだけど、グループで見てるドクターたちだから一体だれが責任もつんだか・・という感じ。(いつもこのグループの人たちはそう)しかも一番連絡とりやすいドクターはレジデント。何をオーダーしたいかそのドクターもいまいち「鼻」が専門でないのでわかっていない。
とにかく「鼻をプロテクトするものをオーダーしてください」というあいまいなオーダーを受けてしまった。
「なんですか?」「どういう名前のものですか?」と聞くも「僕もわからない・・」と。とりあえず彼は「protective brace for nose」とオーダーしていった。
僕もわからないじゃこっちもオーダーのしようがないじゃない・・と最初は他のナースと笑っていたが、これがストレスの始まりだった。

セントラルサプライ2ヶ所に電話するもないとあっさり。
オペ室に連絡する。誰と話していいかわからない。電話に出た人はチャージナースに電話をトランスファーしてくれる。
欲しいものの名前がわからない
こんなものが欲しい・・・と表現したくても自分の想像しているものが頭の中にはっきり描けないわけで、かつ乏しい英語力で表現のしようもない。結局鼻をプロテクトするもの、protective braceのようなもの・・と繰り返すのみの私。
むこうがイラついてきているのが声のトーンでわかる。最後は半ばキレられて電話を切られた形になった。

悲しい・・・
シュン

他のナースにも聞くが、あんまり鼻のケースをみないので今日周りに居る人たちはみんな知らない。
(おそらく鼻のケースの人ってday surgeryが多くて、そんな病棟に入院してこないからだろう・・。)

すごい時間を割いたが結局欲しいと思っているものは手にできずあきらめてオーダーしたドクターに電話をした。
そういうものはないようです・・と。
じゃあ「あ、じゃあいいです。気にしないでください」と。
なんだと〜???そんなにいい加減にオーダーしないでくれよ・・こっちはすっごい時間かけてるのに・・・。

で、患者に「探してみたがなかった」ということを伝えた。
すると患者はすごい勢いで怒ってきた。普通でもこわもてタイプの黒人のでっかいおっちゃんなのに、片目はすごいぼこっと腫れてるし、すごい近い距離で黒人独特のラップっぽいリズムで手振り身振りをともない怒りを訴えてくる。

ドクターは何かプロテクトするものをオーダーしてやるといった、それを朝からずっと待ってるんだ、何か出してくれ。それがないと鼻をさわってしまいそうで、横になって寝ることもできない!というのが彼のメインの言いたいこと。

だから探したけどあそこはこうこう言うし、あそこはこうこうだったし、かくかくしかじかで・・・と説明するが、おっちゃんは「私の力量不足」のようにしか言わない。

へこむ・・・

おっちゃんのことばの中にヒントがあった。「splint」というものだった。
それを表現で使ったらなんとかなるか・・と思い、もう一回いやな感じできられたところに電話をする。
「またあなた・・」という感じだった。
「だからないって言ったでしょ」といわれた。本当にこの人は冷たい。
いやがられてるの承知でくいついた。がんばろうとすればするほど、英語が空回りしていくのが自分でもわかった。こんな英語だから余計バカにされるような感じがして、電話しながら自分の英語力を情けなく思うわ、くやしく思うわで大変だった。
ともかく鼻を扱ってるオペ室のところにつないでもらえた。
電話にでたナースは優しい声だった。それだけでホッとした。それで鼻のsplintはあるけど、いろんなサイズがあるよ。どれ?と聞かれた。わからないけど、いくつか送ってもらえるか?と聞いたらOKとあっさり言われ、交渉終了。

すぐにそれが送られてきた。
黒人のおっちゃんは大喜び。これが欲しかったんだ〜と、喜んでハグしてくる。大げさだよ・・・。
気分的に私は一連の交渉への疲労感のほうが多くて、おっちゃんと喜びをともにするという感じはない。むしろあんなに私のこと悪くさっきまで言ってたくせに・・とか思ってハグを迷惑・・くらいに思う。

しかし、電話してるだけなのに汗かいた・・。
まだまだ英語力に悩む。



■ 2005/08/10 (Wed)  待望のグリーンカード


実は10日ほど前からapproveされたのは弁護士さんからの連絡と移民局のオンラインステイタスを通して知っていた。
でも手元に届くまではおとなしくしていようと思っていた。
引越しして住所も変更したことだし、まだこれから郵便トラブルなどがあるかもしれない・・・最後までどうなるかわからない・・と、どういう状況でも状態が確実なものになるまで「移民局」にまつわる出来事は安心してはいけない。・・・経験を通して私の中にそういう態勢ができあがってしまった。

が、ついに今日、郵便受けに入っていた。前の住所から転送されてきたものだった。迷子にならずよくここまでやってきた・・・と郵便物を褒めたい気持ちになった。

中にはYour application has been approvedという書類とともに、自分の顔写真と指紋がでかでかと載った「PERMANENT RESIDENT CARD」なるものが入っていた。
裏にはアメリカ大陸と自由の女神の透かし、そしておまけに私の顔写真まで(しかもかなりミニサイズになって)透かしでついている。
よくわからないが、このカードの中にいろいろインフォメーションが詰まっていると想像される。

グリーンカードを手にするなんて、絶叫するほどうれしいものかと思っていた。
これが、あの、その、ずっとずっと欲しかったグリーンカードってやつなのか????とかそんな感じで・・・。

だが、実感がない。
おそらく喜びが大きすぎてわからないのだろう。
まさにビザスクリーンのTSEで50点のスコアを手にしたときと同じような感覚。
よくわからない気分でいる。
でも気になるから何度も手にとって眺めている。

だんなのほうのは時間差で処理されてるとのことがオンラインで確認された。そのうち着くのだろう。

ちなみにカードの色はグリーンじゃなくってオフホワイト。そして期限は2015年7月30日まで。なんというPrivilege・・・。

報告したい人、しなきゃいけない人はたくさんいるだろうに、それも実感がないため、えーっと誰から、何から・・・まあいいか・・という感じだ。

今、この状態を早く伝えたい!と思うのは弁護士さん、いや、いつも弁護士さんと私の仲介として私の度重なるくどい質問にもプロフェッショナルな態度で接してくれた日本人のお姉さんSさんだ。
弁護士事務所なしでは私はここまでこれなかったと正直に思う。

そしてもちろん一番にだんなくんには電話で報告した。
クールに
「おめでとう」
と言われた・・・。
彼らしい・・・
「ちょっとひとごとみたいやなー・・・」って言ったら
「だって俺のはまだなんやろ・・」やって。
「郵便が迷子になって来年も労働許可一人で更新かもね〜」なんて言ってやった。

いやいや、あなたがHビザで私をアメリカに連れてきてくれて、ずっと勉強する環境を与えてくれたことを忘れちゃいません。試験になかなか受からなかったり何度もあった危機的状況をこうして乗り越えられたのもあなたの支えのおかげです。まさにここまで二人三脚。あなたに一番感謝しています。
(・・・ちょっと演歌の紹介のようになってきたのでおしまい・・)

二人のカードが揃ったらおいしいものでも食べに行ってお祝いしようという話しになっている。



■ 2005/08/11 (Thu)  新しい病院 病棟初日


最初2時間くらい「うわぁ〜・・・なんやこれ、全くやり方違う・・・」というのばっかりでめちゃくちゃ混乱した。
薬の取り出しかた、薬の管理の仕方、チャートの仕方、ドクターのオーダーの処理の仕方、コールの仕方・・・etc・・「全然」違う。
そう感じた。

レギュラーで働く病院が最先端ではないにしても、かなり進んでいるんだな〜と改めて思った。ここ新しい病院も外目からはかなりきれいし、整っているように見えるが、なにせオールドファッションな部分が多い。
ベッド一つにしても古いデザインだ。(とはいえもちろん電動)
2人部屋なのにテレビがひとつしかない。あれが見たいこれが見たい・・と患者同士でけんかになりはしないか・・とか変な心配もしてしまう私。
薬を患者のカセットから出して、投薬したら手書きで投薬時間を書きサインをする。何枚の紙にサインすることか・・。
いつもやってるコンピューターチャートだと個人のIDから入るからサインレスだ。
とはいえ、比較のしようがないからどこまでオールドファッションなのかはわからない。オーダリングや検査一覧や患者情報などはすべて新しいコンピューターシステムに入っている。その新しいシステムに今後数年がかりでどんどんスライドしていくとのこと。
世の中にはおそらくもっと遅れてる病院は山ほどあるだろう。

オリエンテーションとして今日一緒に働いてくれたのはナイジェリア出身の女性。めちゃナイジェリアなまりのある英語で聞き取りにくいったらありゃしない。(何人かナイジェリア出身の知り合いがいるが、みんな同じアクセントだ。)
でもいい人だった〜。パキパキ動くし、丁寧に説明してくれるし。

最初はどうなることやら・・と思っていたが数時間経ってくると少し見えてきた。
午後3時くらいからのアセスメントや与薬は任された。
薬の取り出しかたとか「違う!!」とか大げさにとらえていたが、一度覚えてしまうとそんなに大げさにとらえる必要はないと思えた。
つまり、「基本は一緒だ・・」と思うことが後半は増えてきた。

あとはいろんなパターンのチャートや処置など、日に日に覚えるしかない。
ちょっと続けて仕事や環境に慣れてしまいたい気持ちもあるので、1週間飛ぶのはいやだなーと思い、明日も入る希望をだした。

しかし新しい世界を知るのはやはり楽しいな・・と思う。
コーヒーもってナースステーションに座ってたらそっと近づいてきて耳元で「ここで飲んじゃだめ。ラウンジに行って。」というオバハンRNがいた。
周りにコーヒーを横においてチャートしてる人がいる。それはどうなのよ・・・と口ごたえしそうな気持ちを抑える。
このおばはん、スキがあったらなんか言おう・・というような目で私のこと見てるな〜・・と朝から思ってたんだよな・・。
どこにでもいる新人嫌いなんだろう。
いいさ、たいていこういう人とは最終的に仲良くなるってのが大体いつものパターンだから・・。気にしない気にしない・・・。
これも含めて新しい世界。



■ 2005/08/12 (Fri)  ぐったり


新しい環境で2日目を終えた。帰りしな病棟を離れるときは(おっ、私、まだ元気だわ・。)と思ったが、家に帰ってシャワーを浴びると急に疲れが出てぐったり。どってり。
(それでもこれを書こうとする私はよほど言いたいことがあるか、よほど書くのが好きかどっちかだ・・)

いや〜、まだまだ大変だわ。。。まだきっと見えてないこと、わかってないことが多いに違いない。「患者ケア」「患者のアセスメント」に関してはどこに行っても同じだろうから、それに対してはそう問題を感じないけど・・。
何がわからんって、このオーダーはどのドクターが出したのか、誰のサインなんじゃこりゃいったい・・・、果たしてこのドクターは何の専門のドクターなんや?私に質問してきたこの女の人はラボの人なのか、それともケースマネジャーなのか、それとも看護助手なのか?誰なんだ??
連絡をとりあうことが多い職種なので、相手が誰かわからないと話しにならない。
本当に大変だ。。。

昼間は山ほどナース以外のスタッフがいる。名前と顔がわからない人のほうがまだ圧倒的に多い。
が、向こうもわかってないようで、私のことを「student! student!」と呼ぶおばちゃんもいた。でもそのおばちゃん、ちょっとボスっぽいのでまあいいか・・と最初は折れていたが、あまり何度も繰り返されたのでちょっとむかついてきた。
「studentじゃないよ・・」ときっぱり言った。
「おー、RNなのね・・sorry・・」と。

しかし他の人からも新卒ナースか?とよく聞かれる。行動がそう見せるのか見た目がそう見せるのか?本当の年齢を言うとおどろかれる。日本人としては普通なんだけどね・・・。
若く見られるのは普段はすごくうれしいことだけど、プロフェッショナルな職業人として働く際はこれは不利だな〜と思う。相手が自分を知るまではどうも人は見た目で判断してしまうところがある。なめてる?と思われる態度がいろんな人からちらほら見える。
これはみんなに馴染んでいけばいくほどcomfortableになってそのうち気にならなくなることだとは思うけど・・。

あとこの病院、アジア人が比較的多い。ドクターもアジア人多し。レギュラーで働くいつもの病院とそう距離が離れているわけでもないのに、エリアが少し変わると患者層も働いている人の層も微妙に違うのが面白いところ。
日本人っぽい名前の患者さんやドクターも見かけるけど、今のところみんな普通に英語を話してる人ばっかりだな・・・。
ま、そのうち日本語が役に立つ日が来るだろう。

いつもの病院で働く友達から「新しい病院はどう?」と電話がかかってきた。疲れてるからか、down sideの話しばかりしてしまったように思う。
早く慣れたい。しかし次は1週間後だ。みんなに忘れ去られてませんように・・・。



■ 2005/08/13 (Sat)  揃いました


だんなのグリーンカードも無事前の住所から転送されてうちに届いた。
めでたしめでたし・・。

だんなも私も多忙中につき、お祝いはラーメン屋で。

いつものラーメンとぎょうざ、そして今日はスペシャルだ!サラダもデザートもいっちゃえ!・・・と、ラーメン屋でひとときの贅沢。

イタリアンにする?フレンチ?それともちょっと高めのお寿司やさん?・・と言っていたのに・・・。
またそれは機会をあらためて後日ということで・・。
ラーメンおいしかったから全然OK。



■ 2005/08/14 (Sun)  さいごのさいごに・・・


つかまった。。。
12時間勤務の3連勤をも経験したことない人間が、今回は木曜から4連勤だった。
今日の帰り、いや〜やっと解放されるぅぅ〜〜
・・・と疲労感なんてむしろこの時はなく、解放感でうきうきしながら車を走らせていた。
「あっ・・」
と思ったときは遅かった。
あ、ポリ・・と思ったときちらっと見たスピードは70マイルくらいだった。ブレーキを踏むのはわざとらしいので、アクセルを離してしだいに減速。前後に車がいないので、対向車線からUターンして後ろから来る白バイは私についてきてること一目瞭然。

病院までの道はいくつかルートがあるが、港に近いので普段はトラックが多い道がある。フリーウェイなんだかそうでないんだか、ちょっとトリッキーな道なんだが、私の通勤時間帯に車どおりが少ないそのトリッキーなルートを私は愛用している。
全く信号がない区間なのに、一部35マイル制限のところがある。知っていた。でもだだっぴろい3車線でスキスキのその道を35マイルで走るほうが私にはよっぽど違和感がある。

しかしたまに制限の倍以上のスピードを出してることもあり、(いつか捕まるよな〜)とは前から懸念していたことだ。でも、こんなすいてる道路に張り込むほどポリスも暇じゃなかろう・・とも同時に思っていた。

「55マイル出してたね」と窓越しに怖い顔したポリスに言われる。
「Yes, Officer」と答える。
15マイルおまけしてもらった気がした。
コートに出向けという話になった。お金払うだけで済ませてほしいものだ・・。コートに出向かなかったら1000ドル罰金か、6ヶ月以内に逮捕されると書かれてある。
なにやら話しながらポリスが私のRNのバッチを見てる感じがしたので、(職業的なおまけはないものか・・)と甘い考えが走る。「その日仕事なんだけど、行かなきゃいけないのか?」と聞いてみた。

そんなおまけ、あるわけなかった。
残念。

紙を受け取ってからしばらくショック。
いろいろ考える。
「なんで私だけ・・。みんなあれくらいのスピード出してるやん・・。あのポリ、めっちゃムカツク!!」
おそらく大半の大阪人はこの気持ちわかってくれるだろう。

が、こんなにぐじゅぐじゅ思っててもしょうがない。
事故にあわなかっただけマシと思うようにしよう。

しかし、4連勤とはいえ、一番きつかったのは2日目の夜かな。。
この土日はいつもの病院での仕事。忙しい週末だったけど、でも慣れてる環境で働くというのはストレスが少ないものだ。あらためて、「いい職場だな〜」と思えた。
明日はゆっくりしよう。



■ 2005/08/16 (Tue)  more than 12 hours


に感じるような勤務だった。

火曜はそれでなくても朝にWound回診があるので忙しい。1時間くらいかかるので、すべてのスタートが遅れるしとにかく午前中は患者さんが落ち着いていてもバタバタする。
加えて看護学生さんがいて、ひとつずつ薬を一緒にチェックしていったりするので倍とはいわないが、時間がかかる。

なぜか同じフロアの違うウィングの人でいまだ8時間勤務を続けてる人がいて、そういう人の加減で人数調整が入り、一人よそのフロアに午後3時からフロートしないといけないことになった。順番では違う人がフロートすることになったんだけど、それが前にいた私のフロアということでお願いできない?といわれ、私は喜んでOKした。
みんなに会える!と考えたから。。。

が、そのときすでに14時20分。午後7時までを目標にだらだらやっていたチャートをすべて次の人に送れるように準備しなきゃいけない!っつうことで、午後から一瞬落ち着いたかのように見えたのに急にまたドタバタし始めた。

なんとか申し送りをして前のフロアへ上がっていく。
仲良しの友達が今日は働いており、彼女から患者さんを送ってもらうことになった。久々に会う顔ぶれも多く、ぺちゃくちゃしゃべるのが先になる。
5人送ってもらった患者。1人はすぐに退院となった。
あと4人。一人は15:15に入院した来た人。まだまだ入院時のペーパーワークはこれからだ。一人は胃がんの末期の51歳の女性。TPNなどがいっており、なかなか忙しいトータルケアの患者さん。一人はコロストミー・イレオストミーを持つ患者さんでPCAポンプをもって痛みをコントロールしている。あと一人はとても状態の落ち着いた楽な患者さんだった。

会う人会う人と、最近どう?と話ながらちっとも仕事が先に進まない。12時間勤務してる人たちはあるていど終わらせてるから夕方からちょっと息抜きタイムになってるのよね・・・。これからバイタルとってアセスメントして、投薬してチャートしてっていうこっちの状態と温度差あり。
実際患者を見るのは16:00から19:00。そして19:00からは次のシフトに送らないといけない。しかも19:00の段階で患者のイレオストミーがリークしているとコールあり。あわててとっかえる。
いや〜3時間で患者さんの状態つかんでケアしてチャートしてっていうの、大変だわ・・・。

みんなに会えてうれしかったけど、でも後半4時間のフロートはやはりはずれくじだと思った。
昨日休みで明日も休み。たった1日12時間だけ!楽勝!と思ったけどきつい1日となった。



■ 2005/08/18 (Thu)  うすぐらい


まだ8月だけどどんどん日が短くなってきている。
朝出かけるときは朝日に向かって、夜の帰りは夕日に向かって・・・という感じだったのが、徐々にどちらも短縮され、朝はまだうすぐらーい感じ、夜も病院を出るときはまだ明るいのに、ほんの10数分車を走らせて家に着く頃にはもううすぐらーい感じ。
季節感のないLAだけど、こんなことでちょっとした季節感を感じる。



■ 2005/08/19 (Fri)  乳がん


2年前にさかのぼる。友達に胸にしこりがあるの・・と言われて病院につきあったりしたのは・・・。
この日記にもその昔この話は登場しているが、その時は「良性」ということでそのまま様子観察で終わった。
今回彼女は自らまたチェックアップしてもらっておこう・・と数ヶ月前、またドクターズオフィスを訪ねた。
タイトルからして乳がん?と思わせるが、「そう」と答えればいいのか、「いやそうでない」と答えればいいのか・・・。
複数の精密検査の結果「乳がんステージ0」と診断された。
とっておいたほうがいい・・ということで2度の腫瘤切除術を受け、その際の細胞診の結果、放射線療法でたたいておきましょうということになった。

一時はがっくり落ち込んでしまった彼女。ほんと一時は死相がただようぞ、近づくと死臭がするぞ・・などと仲良しのお兄ちゃんが愛情たっぷり(?)でそんなこと言ってたけど、確かに・・・と私も同意していた面があった。
ほんとそんなどよ〜んとしていた時期もあった。
怖い怖いと感じていた検査や手術もなんとかここまで乗り越えてきて、細胞診の結果を聞いてこれで終わり。・・・かと思うと、また未知の世界の放射線療法を提示されることとなった。

ドクターたちの言葉にうそはない。包み隠さず情報はオープンにされている。「ステージ0。」ぱっと聞いてそれがいいのか悪いのかわからない中途半端なステージ。でもステージゼロのものはステージゼロなわけで、それ以上でもそれ以下でもない。

この件でいろんなことがあったここ数ヶ月を過ごしてきた彼女はいまや「この段階で発見できて切除できたのはラッキーだ!」とまで言えるようになっている。

そんな彼女の影響もあり、日系のビデオ屋で「87% 5年生存率」という乳がん患者さんメインのストーリで、もっくんがドクター役としてでているドラマを見ている。(いや、見始めたらこれ、結構はまります。。。)

「どんなん?先生ってもっくんみたい?」って彼女に聞くと、「違うよ、じいちゃんだよっ」と返ってきた。残念だったね・・・。

そんな「乳がん」というものにじっくりフォーカスをあてて考えるこのタイミングに、今日受けた入院患者さんが31歳の乳がん患者さんだった。発症したのは3年前というから28歳の時のことだ。
乳がん・・・すい臓がんや肺がん、食道がんなどに比べたら再発率の低いがん。生存率の高いがん。だからそんなに悩まないで!と友達には言うが、だからといってやはり「がん」という言葉は人に緊張感を与える。
発見や手当てが遅れると致命的なことになりえる可能性があるから・・。
だけど・・乳がんは初期に発見できる可能性のもっとも大きいがんといえると思う。

今や向井亜紀レベルくらいまで精神的に成長した友達は放射線療法開始を前にして、「みんなも検診受けて欲しい」という。
そんな彼女に許可を得て、今日はこういうことを日記として書かせてもらった。
今後7週間続く放射線療法、私なりのスタンスで彼女を応援していこうと思っている。
みなさん、どうか自分の胸をじっくり触ってみてください。



■ 2005/08/20 (Sat)  やけた


だんなの会社の企画でビーチの近くでピクニックパーティーなるものがあった。
ここんところ、朝はドヨンと曇ってることが多かったので、きっとビーチの近くは寒いぞ・・くらいに思っていた。

なんのなんの日差しの強かったこと。
数時間外にいただけでどかちん焼けしてしまった。。。
かっこわりぃ〜。&ひりひりして痛い。。。

焼くときはきちんと焼きましょう。。。

忙しいシーズンのだんなたちはパーティー後土曜というのにオフィスへ向かった。そして嫁のわたくしはというと、他のおくさまと会社の秘書さんと一緒に暇だし〜・・・と言って、お茶をして映画を観に行ってそのあと飲みに行って・・という始末。
亭主元気で留守がいい・・・を実行中。

観た映画、全くもって前情報をもってなかったけど、面白かったー。
The 40 year-old virginってやつ。
この土曜日が封切だったのね。ほんと知らなかった。
映画館でたらその映画のために大行列ができていた。
コメディーって映画でみるとわかんない。。楽しめない・・って思ってたけど、これは楽しめた。
コメディーを楽しめたということに今日はちょっと満足。



■ 2005/08/21 (Sun)  疲れ


仕事を1週間に1日増やして今のところ・・・疲れている。
やっぱり疲れる。
同じ職場で1日オーバータイムで働くのとは違って、「新しい環境」というものに疲れているっぽい。

新しい環境、まだ臨床にでてから3回おわっただけ。
今のところの感想。
「居心地悪い・・・」
というものだ。

自分のところ・・という気がしない。
人のところで働かせてもらってるという感じがしてならない。

チャートとかは「慣れ」でそのうち解決するだろうと思うけど、なんか私はすでに最初に働いた病院色に染まってるわけで、違うやり方を見ると、「なんで、なんで??」って思ってしまう。要領わりぃ〜システムを見るとなんかイライラする。なんでいちいち手書きなわけ?とか、なんでいちいち手でオーダーをあっちやこっちへ書きうつすわけ?とか・・・。
色に染まる前、白いときに入ってきた最初の病院のやり方というものが私のやり方・基準になってしまっていて、色に染まってからやり方を変えたり順応したりするのはなかなか大変なことだと知る。

しかし、物品とかの置き方、管理の仕方一つになんか無駄を感じて仕方がない。
どうして鍵をかけるの?いや、それはいい。
いちいち点滴バックの棚に鍵かけるんだったら、どうして鍵がナースの頭数ないの?いつも誰かが「鍵持ってる人ー?」とかいって探さなきゃいけないわけ?

手袋はスモールサイズも準備してよ。手の小さいわたしはMサイズの手袋じゃIVなんてできないよ。指の先がブカブカの状態で細かい作業ができるわけないやん。
セントラルサプライに電話したらout of stockといわれる始末。
それくらい準備しててよ。

あ〜、それでなくてもまだ慣れてなくて動線長いのに、不必要な部分にもいっぱいエネルギー使わなきゃいけない。
う〜ん・・・
居心地がいいって思えるときがくるのかな〜・・・・。

この土日は休みだったけど、まだ疲れがとれきれないでいる。
・・・というわけで、さっきユンケルを買って来た。



■ 2005/08/23 (Tue)  ぶっ通し


今日はぶっ通しで12時間、いや休憩もろくにとれなかったし、12時間半、いや早めに行って遅めに帰ってるので13時間、ず〜っと動きっぱなしだった。

朝のWound回診にはじまる火曜はいつもスタートはどたばた。
が、それでも今日はその忙しさがとどまるとこ知らずで最後まで続いた。
15人の患者に3人のRNがいるが、3人が3人とも同じように忙しく、患者ケアもさることながら連絡のコールがひっきりなし。ちょっと何かやりかけては電話。そして新たなオーダーや連絡ごとが増え、こなすよりも仕事が増える一方みたいな感じでどうなっちゃうの???と思った。

が・・すんごい忙しいのに、気持ちがいい。ため息つきながら他のスタッフと笑ってる自分。
忙しいフェチか??と自問自答することもある。忙しいのに楽しいって感じてる自分をちょっと気持ち悪く思う。

いつもそうかというとそうでもない。一緒に働くスタッフによる。
今日一緒に働いた人は一人はすごくできるWoundの達人RN。もう一人はWoundのユニットはそう長くないけど、年はある程度いっており、人間的にとてもおだやかで絶対イライラを見せないおばさんRN。そしてレイジーで動き遅いんだけど、コミュニケーションがとても上手でRNたちが忙しくしているのを見てはうまいタイミングで笑わせてくれたりする黒人のベテラン看護助手おばあちゃん。

二つ同時に自分に電話が来たりも何度かあったんだけど、そういうときも他のRNが機転を利かせてでてくれる。わかる範囲で対応してくれてたりもする。彼女達も忙しいのに、そういうことをさらっとやってくれる人たちで非常に気持ちがいい。
ドクターと話しているときに、患者家族に呼ばれたりする。彼女は今ドクターと話しているけど、私に何かできますか?と家族に対応してくれていたりする。

そういう状況にいると「もちつもたれつ」の気持ちが自然に発生するもので、彼女達の患者さんの点滴のアラームがなっていたら対応しようとこっちも思えるし、彼女達の患者さんからのコールも対応しようって思える。

忙しいのに「ありがとうねー」「ありがとう!」という言葉を多く交わす。

私がWoundのことでベテランナースに聞くことは多い。が、ベテランナースもまた、「ねぇ、このときはどうしたらいいと思う?」と私にも意見を聞いてくる。
Wound回診ではいちRNとしての意見をドクターたちの前ではっきり言えるすごい発言力と知識量のある人だけど、決してベテランのAuthorityをかざさない。きちんと下の者(私のこと)の意見も聞こうとする。
なんでそんなにすごいんだー?って思う。

そう忙しかったけど楽しいって思えたのは、こういう人間関係のおかげなんだよね。
きっと、いやーな人間関係の間でこんなタフな仕事はこなせないと思う。
ほんとこの人たちを「見習いたい」って思う。



■ 2005/08/25 (Thu)  何がイヤかわかった


新しいほうの職場の話。
手書きが多い、システムがオールドファッション・・・そういうこと、「ここはこのやり方・・・」と思えたら初日に感じたほどそうストレスではなくなってきた。

なんだよー、はぁぁぁあ??・・・と思うことのメインはプリセプターさんに対してである。・・と気づき始めた。
あまり口に出して文句を言うと、その気持ちが心の中で定着してしまうから、言わないようにしよう・・・と一応は自分なりに心がけていた。だからちょっとだんなに話す程度だった。昨日、友達と会っていてそんな話もちょこっとした。
おっと、徐々に口にでてきたぞー・・・もうこうなったら思ってること書いてみよう。

プリセプターのやりかた、ごめんだけど、好きじゃない。
彼女はとってもきっちりしていて、薬をとにかく時間通りに行きたがる。それはとても大切なことでその態度に非があるとは言わない。
だけど、それが極端で私がメインに動いていて、彼女は見てるだけ。それで何時の薬は行ったか?何々はもうやったか?と、とにかくチェックがうるさい。
そして他にも同じ時間の薬がだれだれにあるから今そっちをやっています。・・・とでもこっちがいうならば、「遅れてはならぬ」的な発言を繰り返す。
彼女が目についた仕事をとにかく「今すぐこれをやって」と言われる。こっちが何かやってる途中でも・・・。
状況を説明すると口ごたえのようにとられる。

とにかく彼女の口から出る言葉に「Don't〜〜」「Don't〜〜」が多い。
まず制する。なぜ私がそれをやってるか理由を聞く前に。。。

こっちが彼女が気づく前にやっておいたこと、気をまわしてやっておいたことなどがあっても決して褒めない。ありがとうって言わない。

教えてもらってる身で言うのもなんだけど、人のこと褒めることのできないプリセプターはだめだと思う。
とにかく彼女のやりかたは「あら捜し」。

定刻に薬を行こうと5分前から準備してたら「早い、その薬を患者のボックスに戻して」という。
はぁ〜〜?
ここまで私も「はい、はい」と黙って我慢していたが、これで頭の中の1本目がプチンとキレた。

何分のタイムラグが許されるのか?と聞いた。「2分でもダメ」と言われた。
あきれる私。。。。と同時に頭の中で2本目が切れる音もした。
完全に感情的に話してるよ、この人・・・。
「なんでですか?」と聞いてみた。
「じゃあいいよ・・」と答えが返ってきた。
びっくりした。

数分後、彼女が私のところに来た。
「いや、いいんだよ。少々のタイムラグは・・。ただきちんと薬は時間通りに行かないといけないってことなの。」と、言い訳のような、自分の言葉をまだ肯定するような、わけのわからない説明をちょっとこちらの機嫌を伺うような態度でしてきた。

レギュラーで働く病院では1時間のプラスマイナスは生じてもしょうがない。抗生剤のように時間でいく薬はできる限りきちんと行くようにすると教わった。これはmake senseである。複数の患者を持つ限り、スケジュール通りすべてOn timeに配薬できるわけがないし、そこらへんは優先順位をつけてやるっていうのがナースの判断力の用いようだと私は思ってる。

ここは私は新人として雇われてるわけじゃない。あくまでも経験者として雇われている。かつフルタイムのスタッフじゃなく、Per Diemという臨時職員のような形で基本は週に1回だけ。
そういう状況もあって、溶け込むのが難しいと感じる。
だからこそ、うちの病院ではこうだけど・・・ってなことを言いたいのを常にぐっと抑えて、「そうですか」「わかりました」とナイスにしようと心がける。ナイスにして早く溶け込めたらいいな・・と自分なりに努力しようとしている。
が、4回一緒に働いてもうちょっとこの人には参った・・と感じてる。
あと2回ほどプリセプターをつけてもらえることになっている。違う人がいいな・・と思ってたら、次回の勤務を見ると彼女が休みになってたので、特に何も申し出しなかった。

職場環境のよしあしは人間関係によって決まるといっても過言じゃないな・・・。
どうよ、火曜日の日記の内容と今日の日記のこの差は・・・・。



■ 2005/08/26 (Fri)  忙しい勤務


ここのところWound Unitは大忙しだ。どうしてだろう、重症というか、手のかかる患者さんがやたらと多い。
今日は最初の3時間楽だった。「今日はスローだね〜」なんていうと、そんなこと言うんじゃない!と言われる。
そう、「スロー」とか「静か」とか口に出した途端、忙しい状況に襲われるというジンクスのようなものがある。

まさにそれにやられた私。朝10時まではよかった。「今日はスローだわ・・」と口に出してから以降、ほんとにめちゃめちゃ忙しくなった。
2人同時に入院してくるわ(一人はERから一人はリカバリーから)、そのどっちもが大変な状況だわで、一気に私の忙しい度合いがかわる。・・・と同時に、それまで静かだった他の3人の患者も、なんだか突然のように調子が悪くなったり、ドクターに連絡とらないといけないことができたり・・と、どうして〜???っって思うような状況に陥る。
楽すぎるのも12時間が長く感じていやだけど、こう忙しいのが続くとちょっと参る。
「今日は仕事の帰りサウナに行くぞ」と自分に言い聞かせながらがんばる。

サウナっ・サウナっ・サウナっ・・・・

あんまり身も心も疲れてしまったので、ご褒美にとマッサージもつけてみた。韓国サウナのマッサージ。相手も裸同様の格好で45分間、頭からつま先までゴリゴリやってもらった。
極楽じゃ〜・・・・・

すっかり機嫌よくなって夜の11時半に家についた。
家についたらここのところ午前様の続くだんなが花束を買って待ってくれていた。そう、明日は私の誕生日。



■ 2005/08/27 (Sat)  誕生日


なんて書くとうれしがりみたいだけど、実はこの日記、自分自身のことを振り返るのに、自分に役に立っていたりする。
たまーに、去年の今頃って何やってたっけ??なんてときに、見直したりして、へぇ〜〜・・そうだっけ・・ってなときがある。
そう、誕生日のことに触れてないと、去年どうしたとかその前は何をしたとか何をもらったとかどこに行ったとか、結構他のイベントとごっちゃになって、年とともにうろ覚えになる。

というわけで、いつか振り返ったときにあ〜そうだった、そんな誕生日だった・・と思い出せるように書いておこう。

朝からおきてるのに、昼過ぎまで顔からねぼけ顔が消えない。なんだかまぶたが重く、体もだる〜い今日このごろ。
仕事が増えて4週間。疲れがたまってるんだろう。。

友達とお昼は某スプーンハウスでステーキを食べた。っちゅうか、結局ごちそうになってしまった。ごちです。

昨日に引き続き自分へのご褒美モードが続く。
前にも登場したネイリストの友達が最近新しくオープンしたダウンタウンのサロンに移ったということで、ネイルに行く。
サロンは広くてとても豪華な感じ。友達でもあり、10%オフチケットももらっていて、かつそこでも誕生日とかの話にもなったもんで、びっくりするくらい安くいろいろやってもらった。なんといっても豪華なマッサージチェアーに感動。
思わず買いたくなって聞いてみると一台5000ドルするそうな・・・。

フラットテレビをいつか買いたいと漠然と考えてる。が、同じ価格ならマッサージチェアーのほうが実用的だと思い始める私。
ま、どっちも遠い先の話か消えてなくなる話になりそうだけど・・・。

そしてダウンタウンで働くだんなをピックして、夜はビバリーヒルズにあるお寿司やさんへ行く。
マスターが頑固親父、寿司職人って人だったけど、しゃべると面白くって、かなりトークがはずんだ。
そこは実はナース関係のお友達のだんなさんが昔働いていた場所で、そんな話も出したりここでもまた誕生日とかの話を出したりしていろいろとおまけを出してもらうことになった。(めちゃいやらしいな、私って・・・)

というわけで、ビールでほろ酔い。
24時間前(金曜の仕事の直後)はどうなるかと思うくらい足がカチンカチンに疲れていたが、今はすっかりそれもとれた。
またまた元気いっぱいだ。

実は明日から9月いっぱい過酷な仕事のスケジュールになっている。なぜなら、バケーションを利用せずに1週間のまとまった休みを作ったから。前半、そして後半に仕事のスケジュールをぎゅっとよせ、真ん中すっぽり空くようにした。(パートタイムの方の仕事がなければもっと長く休みとれたんだけど・・・)
それを利用して日本へ5泊7日と短いが帰省する。
姉の二人目が産まれるからだ!いろいろあって今回は帝王切開と決まっている。素人の姉は不安いっぱい。近くにいて欲しいという言葉が私にはうれしくてしょうがない反面、どうしたらそれが実現できるかずっとスケジュールを作るのに苦労していた。
なんとか帰れそう。いやなんとしてでも帰りたい。
だからハードスケジュール、私はがんばるのだ。

そして34歳、バンザイ。(流れがおかしいよな・・・)



■ 2005/08/29 (Mon)  弁護士事務所へ


行ってきた。
別に行く必要性はなかったんだけど、グリーンカードがとれたあかつきには是非会ってご挨拶をしたいと前から思っていたので、行ってきた。
菓子折りを持って・・・(←超日本的。でもこれがしたかった。)

大変でしたねー。長かったですねー。ストレスだったでしょー。
とリーガルアシスタントのお姉さんは優しい言葉をかけてくれた。

アメリカ人の弁護士さんは「試験になかなか受からないんだもん、もう少しでだめなところだったよ。もう君のケースはだめだよ〜なんてうちではそんな歌を作って歌ってたんだよ・・」とかなんとかギャグばっかり。で私がだめになって帰国するという歌詞で替え歌を作って歌ってた。
おいおい・・・
まあギャグが許せるタイプの人なので、OKだけど・・。

いや、このアメリカ人の弁護士さんがいて成り立ってる弁護士事務所ではあるんだろうけど、私の場合はこの日本人のリーガルアシスタントのお姉さんがいて、私はここまで来れたくらいに思う。
本当に親切だったな・・・って思う。
なんでですか?どうしてですか?
と諸条件の変わる中、こっちが半攻撃的な質問をしたことも何度かあったと思う。でもそれに対して、いつも誠実に答えてくれたな・・と振り返って思う。

宣伝をするつもりはないですが、移民法の弁護士に困ってる方がいたら私は私の経験からおすすめできます。(メールで連絡先をお伝えすることはできます)

とりあえずグリーンカード申請から始まり、その取得まで・・今日でようやく一話完結した気分。
会ってご挨拶できて自分自身がすっきりした。
はじめは高い申請料金に感じたが、初めて話を聞いてからまる3年のおつきあい。その間「私の弁護士さん」と、質問があればいつでもそこに連絡すればいいという状況で気持ち的に頼れたし、その間のいろんな申請、メールや郵便でのやりとりを考えるとこの人たち、たいしてお金とってないよな・・って思ったりもする。
終わりよければすべてよしの状況なのかもしれないけど、「あー、本当にありがとう!!」としか今は思わない。



■ 2005/08/31 (Wed)  今日は大丈夫


新しい病院、オリエンテーション5日目(というか5回目)。
前にぐちぐちと愚痴を書いたプリセプターさんは今日いなかった。そして今日私を面倒みてくれたのはロンドン出身の黒人、長身で頭がかみなりちゃんみたいなユニークなヘアスタイルのお姉さんだった。
第一印象が、「うわ〜ファンキーな人や。。どうしよう・・」だった。
振り返って、彼女とはとても一緒に動きやすかった。

前回、もうこの新しい仕事いやだな〜・・・くらいに思ったが、今日は(うん、まだやっていけそうよ。)と思った。
そう思えてよかったと自分で今思っている。

多くのチャンネルでハリケーンカトリーナのことがやっている。最初にこのハリケーンのことを知ったのは日曜日。こんなに大変な状態になるなんてそのときは全然思ってなかった。
前にみたThe day after tomorrowの映画みたいだ・・・。これが今現在どこかで現実に起きていると思うととてもフシギに思う。日本人は巻き込まれてないのか?そんなことこっちのニュースじゃやらないし、いまだアメリカ人でさえ死者の数とか把握できてないみたいだし・・・。

LAも今年は異常に蒸し暑い。
天候が狂ってきている気がする。

休憩中、こういう事態が近くで起きたらどうする?という話になった。
ナースならやっぱ逃げるより病院や避難所に行って救助にあたらないといけないよね・・という話になった。
そっか・・・。
逃げてしまいそう・・・な私。。。

いやいや、全く生活に影響のない距離で起きてることだけど、この災害にともなってガソリンの値段が高騰している。日本の1/3から1/4の値段だったガソリンが今や日本と同じくらいになっている。車社会のアメリカではこれはかなりの死活問題になるだろう。
が、家族・家・すべての財産を失った人たちから見たら、こういう被害の大きさでがたがた抜かすんじゃない・・ということかもしれない。

日本の知り合い、40代の独身の女性が昔「お金はあるけど家を買う気はない。だって震災で家が倒壊するのを見て、家って高いのにもろいものだと思ったから・・・」と話していたのを思い出した。
住宅購入して「不動産」になんとなく興味を持ち始めていた私だが、確かに家はもろいものだと今テレビを見て思う。
みんなローンこれからどうするんだろう・・・。保険入ってても保険会社が支払えるレベルを超えてるよな・・とか、政府の援助ってどれくらいになるんだろ・・とか・・・。
あれ?お金の心配ばっかり・・・してる!?

ともかく、口だけで何もできませんが、「一人でも多くの人が早く救助されますように・・・。」と心から願う。




直線上に配置