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<病院選びの第一歩>
Mamaはこっちで学校をでていないため、こっちの病院の情報がまったくといってありませんでした。なので以前1つクラスをとったときに出会った近くの大学の先生にお話しを伺う時間をいただいて、病院の情報を収集するところからはじめました。先生は卒業生を出しているせいもあり、近隣の病院についてはわりと詳しく情報をもっておられました。選ぶ基準はいろいろあるだろうけど、私みたいなこっちで実習を経験していない場合、新卒教育がしっかりしているところがベターでしょうと先生はアドバイスをくれました。聞くところによると、いきなりひとり立ちで働かせるところもあるようです。私がここはどうでしょう・・と候補をあげていた家から30分圏内くらいのわりと大きめ病院はどこもきちんとした体制をもっていると教えてもらいました。がしかし、新卒教育も大切ですが私の場合最優先させなければいけないのは「その病院が私にビザのスポンサーをしてくれるかどうか」ということです。残念ながら先生は病院の評判や外からの情報はもっていても「ビザのスポンサーになれるかどうか」という情報については知らないということでした。当然のことながら自分で動くしかないというわけです。先生に気分的に頼っていたところがあったので、ちょっと残念・・・。でもやっとここでエンジンがかかりました。
アプローチしてみようとしぼった病院はこの段階で6件。
最後にその先生から電話でナースリクルーターさんに聞くことのポイントとしていただいたアドバイスをまとめると
・電話で病院のHuman Resourceのナースリクルーターさんにつないでもらうようにすること
(こんな基本的なことでさえ、聞いたときはそうかそうか・・と思ったものでした)
・試験に合格したことを伝える
・グリーンカードのスポンサーシッププログラムをもっているかどうかを尋ねる
・卒後教育が受けられるかどうかを確認する
こうして翌週から電話での就職活動がはじまりました。
<就職活動第一歩・・・電話>
いまだ顔の見えない相手と英語でしゃべる電話は苦手なのに、就職活動という自分にとってとても大きな出来事がまず電話ではじまるというのはなんともストレスでした。聞くことを箇条書きにしたメモを目の前において、深呼吸をしてから電話をかける。これを繰り返しました。6件の病院を候補にあげているとはいえ、自分の中ではその外観や雰囲気で1から6の順位づけがあったのです。みごと期待していたのと結果は逆走し、行きたい順位1位のところは「スポンサーシッププログラムがないの。他のところをあたって」とあっさり電話を切られてしまいました。2-4番目のところはみなナースリクルーターさんが不在のため連絡とれず。5番目のところからは明日にでも一度見学にきてくださいと好意的なお返事、6番目のところは私の情報を何もとらずして「スポンサーします」と怖いほどの即レスでした。どうしよう・・・・。
<就職活動・・・いろんな迷い>
結局、行きたい上位2−4番目のところはビザスポンサーしていないことがわかりあきらめることになりました。あと5番目のところはナーシングホームだったのですが、比較的状態のおだやかなところで英語の環境に慣れるというのは魅力とは思いながら、考えに考えて自分はやはり病院で働きたい気持ちの方が大きいなと思い、ここはやめることにしました。6番目の病院、場所がらとの関係もありやや危険というのと、患者として行ったことある人からあまりいいうわさを聞かないため、どうしても乗り気になれませんでした。またなんといっても私と面接したわけでもなく、見学に行っても履歴書を見るわけでもなく「Welcome」という姿勢はなんだか怖かったのもありました。でももう他はないし、ここに決めてしまって早いところビザの申請をはじめたほうがいいのかな・・とか思う気持ちもありました。
そんな中、KAPLANで友達になったフィリピーナからの電話で、ここはビザサポートしてるよという病院情報を教えてもらうことができたのです。これまですんなりナースリクルーターさんと直接お話しができたことはそうそうなかったのに、彼女の紹介してくれた病院とはすっと連絡がとれ、あっという間に面接にこぎつけました。
<就職活動・・・面接>
最初の面接はHuman Resourceのかたでナースリクルーターという肩書きの人ではありませんでした。だけど、聞いてくる視点はナースとして働いていくにあたっての内容でした。具体的に「日本での看護経験」「興味のある分野」「興味のない分野」「ナースとしての自分の長所」「ナースとしての自分の短所」などでした。この日こんな面接らしい面接になると想像してなかったため、準備も何もなかったし、全然納得のいく答えをだせないまま面接は終了しました。あとからあーいえばよかった・・こういえばよかったと反省の連続でしたがもうどうしようもありません。帰る際にその方から「こちらからまた連絡します。1週間たって連絡がなければここに連絡してきてください」といって名刺をいただきました。
そして1週間、なんの連絡もこないまま過ぎました。
もらった連絡先に電話をいれてみてもいつも留守番電話。でコールバックさえもらえず・・・。便りがないのはだめだった知らせか・・・。
面接から9日目。あきらめきれず、こりずにまた電話してみようと電話に向かうとちょうど電話がかかってきました。その電話は面接をした方ではなく、その病院の某病棟のナースマネージャーさんからでした。そしてその2日後、第2回目の面接に行くことに決まったのです。
うれしい〜と喜ぶ反面、これで決めたいという気持ちがどんどん強くなり、緊張感も強くなっていました。今度はナースマネージャーさんがインタビュアーだし、前に聞かれたことよりもさらにつっこんだことを聞かれると予想していました。が、緊張して行ったその面接は、雇うことを前提としたものだったのです。実際の給料のことや勤務体制のことなどの話しがメインでした。いくつかの書類にサインをして、自分にとっては長く感じた就職活動もこうしてようやく終えることができたわけです。
<就職先の病院って・・・>
就職先の病院って実は、2000年の夏、まだ当時日本で働いていたころ大学から研修でアメリカへ来させてもらったときに見学していた病院だったことが判明。そのときは連れていってもらう側で、複数の病院に見学に行ったし、土地の感覚もわかんなかったし、病院の名前すら覚えてなかったのです。でもなんかここ来たことあるかも・・・と病院の周りの風景から思いはじめ、名刺入れをごそごそ探していたら当時見学の案内をしてくれた方の名刺を発見。そこに書かれてある病院名はまさに私の就職先病院だったのでした。なんかこんなにたくさんある病院の中でまさか自分が来たことがあったところに決まるとは・・・。なんだか不思議な縁を感じています。
<就職活動を終え・・・>
就職活動する前、こんな日系社会がある街だから日本人というだけで、来て欲しいと喜んで雇ってくれるところがいくつもあるんじゃないかと、勝手に呑気にかまえていた部分がありました。確かにそういうところは多いと思います。ただし、それは合法な労働ビザをもっているということが前提の話しです。ビザがないというのは雇用を制限されるというのか、チャンスを少なくしてしまうというのか・・・就職活動を通して改めて自分は外国で暮らす外国人なんだなぁなんて思ったものです。
しかし反対に他職種に比べてナースという職業は外国人にもかなり雇用のチャンスがあるように思います。自分にとってこの就職活動は楽だったとは思わないけれど、自分の身近でアメリカで合法に働くために経済的にも時間的にも私なんかよりはるかに苦労している他の職種の人の話を聞くと、せいぜい数件病院にあたっただけでスポンサーがみつかったというのは、なんだかラッキーな気がしてならないときもあります。
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